ダイニングテーブルの上が、すぐにもので一杯になってしまう…。そんな悩みの原因は、収納にあるかもしれません。収納の選び方や、家具の配置を工夫することで、すっきり片付くダイニングに。今回はESSEフレンズエディターで住宅デザイナーの御園生梓さんが、御園生さんの家の「ダイニング収納のコツ」をお伝えします。
すべての画像を見る(全5枚)1:ダイニングに散らかりがちなものを知る
まず大切なのは、「なにが散らかっているのか」を把握することです。
ダイニングは家族が集まる場所なので、文房具や薬、郵便物、マスク、リモコン、子どものプリント、さらには食べかけのお菓子まで…つい置かれてしまいがち。
こうした“ちょっと置いておこう”の積み重ねが散らかる原因です。
まずはテーブルにのっているものをリストアップして、「わが家はなにがテーブルに集まりやすいか」を確認してみましょう。
散らかりやすいものが見えてくると、必要な収納の種類や大きさも自然とわかってきます。
2:ダイニング収納は“引き出しつき”を選ぶ
収納家具を選ぶときに注目したいのが、「引き出しの有無」。
扉つきキャビネットは見た目がすっきりして正解ですが、中が棚板だけだと細かいものの収納には不向き。文房具や薬、リモコンなどをしまえず、結局テーブルに出しっぱなし…という悪循環になりやすいのです。
その点、引き出しがあれば小物や日用品をワンアクションで片付けられて見た目もすっきり。
仕切りを使って中を分ければ「どこになにがあるか」が一目でわかり、家族みんなが取り出しやすく戻しやすい仕組みになります。