注文住宅で2階建ての新築を建てた、中国地方在住のライターは、築6か月で動物の「ふん害」に悩まされることに…。ふん害によるアレルギーなどの健康被害が心配し、業者に駆除を依頼したり、駆除方法を調べて試してみたりと、さまざまな対策を試みたライターが、最終的にたどり着いた「もっとも効果的な方法」とは? 今回、その経緯と駆除の注意点について語ります。
すべての画像を見る(全4枚)玄関ポーチに落ちていた黒い粒。その正体は……
ある朝、玄関から出ると玄関ポーチのすみに見慣れない黒い粒状のなにかが落ちているのに気がつきました。
筆者は「虫のふんかなにかかな?」と思い(不快な思いをされる方もいるかもしれないため、ふんの写真は自粛)、最初は気にせず水でサッと流して掃除していました。
しかし、それが連日のように続き、妻からも「毎回掃除するの大変なんだけど」と不満が聞かれるように…。インターネットで調べてみると、どうやらコウモリのふんらしいということがわかりました。
コウモリ駆除の専門業者のホームページによると、「ふんは多くの病原菌を含み、空気中にただようため、ぜんそくや感染症などを引き起こす可能性がある」との記載がありました。
私自身、アレルギー体質でぜんそくもちです。幼い子どもたちへの悪影響も心配。
しかし、なぜ新築でコウモリ被害に遭うのか、どう対策すればいいのかわからず、筆者は専門業者へ相談することにしました。
わが家の軒下がコウモリに狙われた理由
まずはネットで見つけたコウモリ専門の駆除業者に電話相談をしてみると、「被害状況と周辺環境を確認したい」と言われました。業者が突然家に来るのは不安でしたが、「子どもの健康になにかあってからでは遅い」とあせっていた筆者はすぐに了承。
業者は思っていた以上にしっかりと家の周りを調べてくれました。家の周囲は畑や田んぼ、用水路が多くあるため、そこにエサとなる昆虫が多く、コウモリにとって住みやすい土地なのだそう。
さらに、わが家の玄関には風よけになる外壁と軒があり、食事をすませたコウモリが休憩するにはちょうどいい場所とのこと。
土地選びのときには、さすがに害獣対策まで考慮していませんでした。