20年以上、ものであふれた“汚部屋”で暮らしてきた片付け収納スペシャリストの資格をもつ、おさくさん。暮らしを大きく変えるきっかけになったのは、「明らかなゴミを捨てる」「生活動線を優先的に片付ける」といった小さな積み重ねなのだとか。今回はおさくさんの経験から、半年で家を整えることに成功したコツを教えてもらいました。

もので溢れなくなったリビング
ものであふれなくなったリビング
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汚部屋歴20年以上!片付けを決意したのは…

実家はずっと汚部屋でした
実家はずっと汚部屋でした

私は20年以上、ものにあふれた部屋で暮らしてきました。「まだ使えるから」「もったいないから」が口ぐせでなかなかものが捨てられない母と、とくに片付けをしない父。そんな環境で育った私は、自分の部屋も結婚後の家も、常にものが山積みの状態でした。いわゆる「汚部屋」です。

しかし、第二子を出産したとき、ようやく事の重大さに気づいたんです。活発な子どもたちと汚部屋での自宅保育は、安全面でも精神面でも無理! そう痛感し、本気で片付けを決意しました。

そこから半年かけて、少しずつ汚部屋を脱出。この経験をとおして、「やってよかったこと」と「失敗だったこと」が見えてきました。」

汚部屋でも効果を感じたやってよかったこと3つ

期限切れの液体は新聞紙に染み込ませる
期限ぎれの液体は新聞紙にしみ込ませ、ビニール袋に入れて密閉し、捨てています

ここからは、やって効果があったと感じた3つご紹介します。

●1:明らかなゴミを捨てる

片付けの第一歩は「迷わないもの」から手放すことだと考えて進めましたが、これが大成功! 期限ぎれの食品や壊れた雑貨など、迷わず捨てられるものからやったことで、私にも「できる!」という手応えを感じられました。

●2:生活動線を優先して片付ける

キッチンや洗面所など、毎日必ず使う場所を整えると、すぐに暮らしやすさを実感。「料理がしやすい」「朝の準備がラク」など効果が目に見えると楽しくて片付けを続けるモチベーションにつながりました。

●3:大きなものを減らした

なかでも、実感したのは大量の着ない洋服です。クローゼットの圧迫感を手放したら、お気に入りの服だけの空間ができました。今はワンシーズン10着前後で過ごしています。