ものをもちすぎないシンプルな暮らしは、「長く使える」ものを厳選するのが基本。でも、歳を重ねて暮らしが変われば、考え方やもちものが変化することもあります。団地ですっきり暮らしを送るブロガーのやまだめがねさん(50代)は、保存容器を「ガラス製からプラへ戻した」のだそう。その理由を伺いました。
すべての画像を見る(全4枚)長もちするガラス容器で統一していたけれど
やまだめがねさんは築40年の団地暮らし。ものをもちすぎない暮らしや義実家の片づけなどについて、ブログで日々つづっています。10年ほど前からものを減らし始めた際、ガラスの保存容器を一式そろえました。
「それまではプラ容器を使っていました。安価だし、気軽に買えるからメーカーも入り混じってどんどん増えていた状態。すべて処分してガラスに変えました」(めがねさん、以下同)
飽きずに長く使い続けて10年。まだまだ使える状態ですが、めがねさんの暮らしに変化が訪れました。
「義母が転倒し、プレ介護生活が始まりました。料理できなくなった義母のかわりに副菜を数品つくって義実家へ差し入れする場面が増えると、ガラス容器を持ち運ぶのが負担に感じるようになったんです」
プレ介護でプラ容器へ逆戻り。選んだアイテムは
しばらくはがんばってガラス容器を持ち運んでいためがねさん。でも、使い終わった容器を洗うのは義父の担当。
「軽くて割れにくいプラスチック容器のほうが、みんなが使いやすくなるのではと思うようになりました。ガラス容器への愛着はある。でも今の優先順位は、こだわりよりも気楽さと安心感。プラスチック製の容器を買いそろえることにしました」
選んだのは、無印良品の「蓋をしたままレンジで使えるフードコンテナ」シリーズ。理由は、フタが半透明で中身が見えやすいことです。
「以前使っていたガラス容器はフタが白く、義両親は中身の確認に手間どっていたようです。あと、凹凸が少なくて洗いやすいこともポイント高め。洗い家事に慣れていない義父でも洗い残しがありません」
以前プラ容器をもっていた頃はいろいろなメーカーのものが混ざっていましたが、今回は無印良品に統一。少しでもすっきり見せられるようにそろえました。