まだ暑さは続いていますが、秋物の服が店頭やネットで目に入る季節になりました。「秋が短くなった」と言われる今、洋服を購入しても思ったより着用機会がなく、クローゼットの場所だけ取る…なんてことがあるかもしれません。ライフオーガナイザーの尾花美奈子さんも、例年であればワクワクしながら買い物計画を立てていたそうですが、そうした状況を踏まえて、今年はあえて新作は見ずにまずは「今ある秋物」を見直すことにしたそうです。今回は尾花さんの秋服の見直し術をご紹介します。

洋服
秋物の新作チェックの前に手もち服を見直し
すべての画像を見る(全4枚)

年々着用期間が短くなっている「秋物」の服

クローゼット

ここ数年、夏の暑さが長引いていると感じていませんか? 昔は関東でも10月に半袖を着るということはなかったように思いますが、今は10月でも半袖で十分な日が続き、秋らしい服の出番が本当に少なくなっています。

そのため、「せっかく買ったのに、ほとんど着なかった」「一度も袖をとおさなかった」という秋物の服も。

そういうことを繰り返すうちに、「秋物は以前ほどもつ必要はないのかもしれない」と思うようになりました。変化した「今」に合わせて服の数を見直した方が、収納も気持ちもスッキリします。

新作チェックより「手もち見直し」を優先

とくに今年は厳しい暑さが続き、秋服の出番はしばらく先になりそうです。そこで、新作チェックの前に、今もっている秋物を把握するべく改めて見てみました。すると、「手放してもいいかも」と思える服が数枚あったのです。

秋服

たとえば、透ける素材の濃い色の長袖。色が濃いと秋にしか着られず、着用回数が限られてしまいます。同じ透ける素材なら白や淡い色の方が春にも活躍するので、そちらを残すことにしました。

また、薄手のアウターも見直し対象に。というのも、アウターを羽織るのは外出時だけですが、カーディガンやジレでなら室内でも着られるので、手にする機会が圧倒的に多いのです。

こうして「なぜ手放すのか」「なぜ残すのか」という理由を言葉にすることで、迷いがなくなり、残した服で十分だと安心できました。