「ハザードマップ」と「防災マップ」を常時携帯
防災関連のマップには「ハザードマップ」と「防災マップ」があります。2つのマップの違いを理解したうえで、あらかじめ確認しておきましょう。
・ハザードマップ:地域ごとに起こり得る「被害予想地図」
・防災マップ:避難場所・経路などがわかる地図
どちらも市区町村の窓口やWebサイトのほか、防災情報を提供するWebサイトやアプリなどからも入手することができます。2つのマップを印刷して持ち歩くか、スマホですぐに使えるよう操作方法を確認しておくとよいでしょう。
ペットを飼っている人は防災マップをチェック
防災マップでは最寄りの避難場所や津波指定避難場所のほか、必要に応じて次のような場所を確認しておくとよいでしょう。
防災マップで確認しておくとよいこと
- ・福祉避難所高齢者や障がいのある人、妊産婦など特別な配慮を必要とする人
- ・医療救護所・災害拠点病院負傷者の搬送先
- ・災害時給水所断水時に飲料水を得られる
- ・ペット可能避難所
●「ハザードマップ」を信じすぎるのはNG
「ハザードマップ」は、あくまで過去の災害のデータや地形などから災害のリスクを予想したものであり、安全を保証するものではありません。「リスクが示されていないから安心」と考えずに、状況に応じた適切な避難を心がけてください。
タイチョーさんの著書『大地震・津波・集中豪雨が起こったそのときに NG行動がわかる防災事典』(KADOKAWA刊)は現在発売中。地震・台風・豪雨が起こった際の対処法のほか、避難所生活をできるだけ快適にするノウハウなど、防災に役立つ情報がたくさん掲載されています。
