飛散物から窓を守る対策

窓ガラスの強度を高めることはできませんが、窓ガラスの飛散で起こる二次災害を防ぐことができます。

雨戸がある場合は雨戸を閉め、雨戸がない場合は、養生テープやプラダン(プラスチック段ボール)を窓ガラスにはり、カーテンを閉めて洗濯バサミなどでとめます。窓ガラス飛散防止シートは防犯対策にもなるので、普段からはっておくとよいでしょう。

●雨戸がない場合に役立つ暴風対策

(1) 養生テープをはる窓の内側から、ガラス部分はクロスさせて、窓枠は隙間がないように養生テープをはります。木材などの飛散物なら耐えられます。ガムテープははがすのが大変なのでNG。

(2) プラダン(プラベニヤ)を窓の大きさに切ります。プラダンをはるまわりを養生テープではって固定します。外からもはると強度がさらに増すので、風が強くなる前に対策すること。

強風に関する警報・注意報

台風や豪雨は、地震と異なり、災害の危険性を予測することができます。台風の情報に注意し、早めに対策を取ることが大切です。

●気象庁が発表する強風に関する警報・注意報

・強風注意報

強風により災害が発生するおそれがあるとき。運用基準は、平均風速がおおむね毎秒10mを超える場合(地方により基準値が異なります)。

・暴風警報

暴風により重大な災害が発生するおそれがあるとき。運用基準は、平均風速がおおむね毎秒20mを超える場合(地方により基準値が異なります)。

・暴風特別警報

さらに重大な災害が起こるおそれが著しく大きいとき。運用基準は、特別警報の基準によります)

※ 熱帯低気圧のうち最大風速がおよそ17m/s(10分間平均)以上のものを「台風」と呼びます

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