3:墓じまい・仏壇じまいは丁寧に
すべての画像を見る(全5枚)いちばん費用がかかったのは墓じまい・仏壇じまい(永代供養代含む)で115万円です。
母は、「東京で暮らす娘に墓参りの負担をかけたくない」「娘の家に大きな仏壇を置くのは忍びない」という想いがあったからこそ、この決断に長く悩んでいました。しかし、最終的には信頼できるお寺と業者にお願いし、丁寧に供養してもらえたことで心から納得していました。
費用は高くても、「あとに残る安心感」という価値は何物にも代えられません。
50代、家じまいをした70代の母から学んだこと
私は自分自身が片付けのプロということもあり、実家の片付けは全面協力するつもりでした。高齢の母が家具を解体したり、運んだりすることは怪我の心配もありますし、不要な食器を不燃ゴミの日にゴミ捨て場に運ぶのも大変だったと思います。
母の思いは「娘に迷惑をかけたくない」ただただそれだったでしょうし、一方で「できるだけ周囲に迷惑をかけない生き方、死に方をしたい」そういう強い気持ちの表れだと思います。
実家がなくなったことは少し寂しくはありますが、このタイミングで母が家を片付けてくれたことは感謝しかありません。次は私の番です。
まだまだ元気で働いている50代の私ですが時間を味方につける片付けを進めていきたいので、今日からまた少しずつ身の回りをこざっぱりと片付け始めたいと思います。
