ついものがあふれかえり、使わないまま賞味期限を迎えた食材が出てきてしまう「冷蔵庫」。2児の母でミニマリストのあさこさんも、以前は冷蔵庫のごちゃつきに悩んでいたひとり。そこで、3つの習慣を意識して食材や調味料を管理するようにしたところ、冷蔵庫をスッキリ保つことに成功したそう。あさこさんが実践している冷蔵庫を散らかさないコツについてレポートしてくれました。

スッキリしたキッチン
スッキリ冷蔵庫を保つための秘訣とは?
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1:1週間分の献立を固定化する

冷蔵庫 野菜室
1週間の献立に合わせて使いきれる量だけを買う

冷蔵庫が乱雑になる原因の1つが「食材のもちすぎ」です。必要以上に買ってしまうと、あれもこれもと調理の幅を広げたくなり、結果的に余らせてしまうことに。

そこで私は、1週間分の献立をある程度固定化して、それに合わせて必要な食材を買うようにしています。

・月曜日:肉料理

・火曜日:魚料理

・水曜日:カレーor丼もの

・木曜日:魚料理

・金曜日:麺類

・土曜日:冷凍ギョーザや冷蔵庫整理

・日曜日:鍋

このように大まかな枠を決めておくだけで、「今週はなにをつくろう?」と悩む時間が減り、買い物も迷わずにすみます。もちろん、気分によってはメニューを変えることもありますが、大枠が決まっているだけで、買い物も夕食づくりもぐんとラクになりました。

結果として、ムダな買いたしが減り、冷蔵庫に残るのは「使いきる予定のあるもの」だけになります。

2:調味料を増やしすぎない

冷蔵庫の調味料
ドアポケットもあふれないように調整しています

気がつくとドアポケットに調味料がずらり…。でも実際に使うのは決まったものばかりで、期限がきれて捨てる羽目になったことはありませんか?

そこで、私が心がけているのは、「調味料をできるだけシンプルにする」こと。

●ドレッシングは買わない

以前は、ゴマドレッシングや和風ドレッシングなどを用意してましたが、ここ数年は購入していません。「オリーブオイル+塩」、「ゴマ油+ポン酢」などでサラダはおいしくいただけると分かり、買うのをやめました。

冷蔵庫内のアイテムを減らせたので、ドアポケットの収納にも困りません。

●ソースは1種類に絞る

スーパーに行けば、ソースは、ウスターソース、お好みソースと様々なソースが並んでいます。目的に合わせて複数の種類を買い過ぎてしまうと、結局使いきれないことも…。

わが家はそのとき家にあるソースでフライも、焼きそばも、お好み焼きも食べるようにしています。あれこれもたないほうが、1つの調味料を大切に使いきることができると実感しています。

●特別な調味料はもたない

料理のバリエーションを増やしてくれる調味料は色々ありますね。バルサミコ酢、甜面醤(テンメンジャン)、ナンプラーなど。でもそれを使う機会は年何回でしょうか?

使用頻度の極端に低い調味料は、使いきれずに賞味期限をきらしてしまう可能性が高いので、わが家は「自分がよく使う調味料」だけもつと決めています。

もし特別な味つけを楽しみたければ、総菜や使いきりパウチのようなもので楽しめばよいと考えています。

このように調味料を減らすことで「どう味つけしようか」と迷う時間も減り、「ドアポケットのごちゃつき」や「収納場所に困る」という事態も避けられます。

調味料も「本当に使いきれるものをもつ」という感覚が、冷蔵庫内をスッキリ保つ秘訣だと思います。