スープ、ポップコーン、サンドイッチ…出てくる料理が魅力的
すべての画像を見る(全13枚)ロバの本屋(山口県)のいのまたせいこ店長がおすすめするのは、『それからはスープのことばかり考えて暮らした』。
「吉田篤弘さんの本は、料理の情景を想像しやすいものが多い。『それからはスープのことばかり考えて暮らした』もそう。出てくるスープもサンドイッチも本当においしそう」
商店街のはずれにあるサンドイッチ店で働きはじめた青年が、映画館でポップコーンを食べ、近所のマダムにごちそうになりながら、自分のスープをていねいにつくり上げていく物語。
・吉田篤弘著 暮しの手帖社 ※新装版が中央公論新社から発売中
人生観があらわれる、著名人たちの食事
colombo(大阪府)の綿瀬貴泰店長がおすすめするのは、『しあわせな食卓』。
『しあわせな食卓』は、著名人にまつわるそれぞれの人生観が表れている。とくに、花森安治さんが亡くなる前日に好きなものを食べようとした話が印象的です。
1976年に週刊『毎日グラフ』に連載されていたインタビューをまとめたもの。著者が、石井好子などの著名人から動物園飼育課長まで50人に会い、食に関する思い出を聞く。
・増田れい子著 北洋社