毎日、気づけば洗い物の山…。「きちんとやらなきゃ」と思いつつも、なかなか終わらない家事に心が折れそうになること、ありますよね。ESSEonlineライターの谷ノ内真帆子さんも、0歳児の双子育児に奮闘しながら同じ悩みを抱えていました。ですが、洗い物の優先順位を線引きしたことで、時間に余裕が生まれ、家族との時間をもっと楽しめるようになったそうです。今回は、谷ノ内さんが自身の体験を交えて語ります。
大量の洗う作業は「すぐにやるべきこと」なのか…?
生後9か月の双子を育てる毎日。哺乳瓶、食器、服、タオル、調理器具、寝具…気づけばいつも“なにか”を洗っている気がします。抱っこして、離乳食をあげて、寝かしつけて。その合間に、洗って、干して、また洗って…。
もちろん、赤ちゃんの衛生には気をつけたいから、哺乳ビンや赤ちゃんの食器は毎回手洗い&消毒。うんち漏れや吐き戻しの服も、見つけたらすぐ水洗い。これらは、これからも絶対に手を抜かないつもりです。
でも、ふと「この大量の洗い物、ぜんぶ“今すぐ”やならなきゃいけないことなのか…?」と疑問がわいてきました。
そう気づいてから、暮らしのなかで「手をかけるところ」と「ラクをするところ」をきちんと線引きすることにしました。
洗いやすさで選ぶと、キッチンがぐっと軽くなる
料理でよく使うのは、まな板と包丁。でも、洗って干すと場所を取るし、毎回洗うのが正直しんどいと感じる日もあります。
そこで取り入れたのが、「ミニサイズ&食洗機対応」のまな板です。軽くて扱いやすく、サッと洗えて場所も取らない。洗い物のストレスが減るだけで、料理のハードルもぐっと下がりました。
さらに、ニラやネギ、鶏肉などは「キッチンバサミ」を使って直接カットするように。まな板や包丁を使わずにすむと、洗い物が減ります。「道具をちゃんと使いこなす」より、「最初から使わない」方が、今の筆者にはちょうどいいみたいです。
食洗機に任せるために、“対応食器”に総入れ替え
以前は食器を洗う際に、「手洗い」と「食洗機」で分けていましたが、結局“両方洗っている”という二重の手間になっていることに気づきました。そこで、思いきって毎日使う食器はすべて食洗機対応に統一。
わが家は海外製の大容量ビルトイン食洗機を使っているので、汚れた食器や調理器具はためておき、1~2日分をまとめて、週3~4回ほどまとめ洗いしています。
洗剤や電気の使用をまとめられるし、シンクにたまった食器を見て落ち込む時間が減ったのがいちばんのメリットです。「今すぐ洗わなくてもいい」と思えるだけで、心が軽くなりました。