「片付けたいけれど片付けられない」「なにから始めればいいのか」など、何年も悩んでいませんか? 実家がゴミ屋敷という環境で育ってきた経験を活かし、現在は整理収納アドバイザーとして、片付けに関する情報発信などを行っているつうさん(40代)も、ずっと片付けが苦手だったそう。ここでは、そんなつうさんが片付けられるようになった理由について語ります。
すべての画像を見る(全4枚)1:他人を見て、片付けの固定観念を手放せた
私は、片付けたいと思いながらも実行に移せなかった時期があります。「忙しいし、どうせうまくいかない」と、片付けから逃げていたのです。
しかし、自分自身に言い訳をしていても、家の中が散らかっているのはやっぱり不満で、スッキリしない状態が続きました。
そんなときに遊びに行った友人宅で衝撃を受けました。フルタイムで働きながら子どもを2人育てているとは思えないほど、家の中が片付いていたのです。
私も忙しくはしていましたが、独身で子どももいなかったですし、その友人よりよっぽど自由に使える時間があったはず。そこで、「忙しい=片付かない」が当たり前ではないんだと気がつきました。
そして、家が片付いていない状態が普通だった私に対し、友人は片付いた状態が当たり前で、だからこそ忙しくても片付けていたのだと思いました。
このできごとによって、自分のなかの当たり前を手放し、長年かからなかった片付けのエンジンがかかったのです。
2:何度もトライし、自分に合う片付け方法を見つけた
片付けを進めるなかで大きな悩みだったのが、「片付けても元の状態に戻ってしまう」(もしくは、元よりもひどい状態になる)ということでした。
そんな失敗を何度もくり返していましたが、友人宅を訪れたことがきっかけで「今度こそ片付けたい!」と本気で思い始め、うまくいかなかった原因を考えるように。また、片付けがうまくいかなかったとしても、その経験をムダにせず、次に活かすことも意識しました。
こうして「この収納は私に合っていないのかな」「このタイミングで片付けるのはどうだろう?」などと、トライ&エラーをするうちに、片付いた状態をキープできるようになりました。