年を重ねるにつれて、人とのつき合い方は変わってくるもの。ESSEフレンズエディターのメンバーで整理収納コンサルタントの奥田明子さんは、50代になり人とのつながり方を見直したと話します。以前は仕事先や子どもに関わる人間関係で悩むこともあったそうですが、今は無理をしないで過ごせる人と、心地よい関係を大切にしているそう。今回は、奥田さんが心がけている人づき合いについて紹介します。
すべての画像を見る(全4枚)ものの整理を学んで、人間関係もラクになった
整理収納について発信されている方々が、「ものの整理をすると人間関係までラクになる」と話しているのを聞いたことはありませんか? じつは私も、整理を知ったことで人間関係がラクになったひとりです。
きっかけは、家の中を整理しているときの気づきでした。「もってはいるけれど、じつは使っていないものがこんなにもたくさんあったのか」と驚くと同時に、ふとこう思ったのです。もしかして、人間関係でも同じなのでは? と。
「ものがたくさんあること」は、必ずしも豊かさや安心につながるわけではない。そして、それは人間関係にも当てはまること。そう気づいてから、「私が我慢すればいい」と相手に合わせていた関係をやめ、「少しは自分の気持ちも大事にしよう」と思うようになりました。
もちろん、今でもすべての人間関係がうまくいっているわけではありませんし、悩みもあります。ですが、以前よりは無理のない心地よいつき合いが増えてきたと感じています。
増えてきた夫との時間を大切に
心地よい関係の友人たちと、最近話題に上がるテーマのひとつが、「夫とのこれからの関係」について。とくに、同世代の方と話していると自然とこの話になります。これまで、子どもを中心に家事や育児、仕事をがんばってきたけれど、子どもが成長するにつれて、夫婦ふたりの時間が少しずつ増えてきたからでしょう。
もともとひとりで出かけることが多かった私も、最近では夫と過ごすことが増えました。たとえば、一緒に散歩をすると家では聞けない話ができたりして、新鮮な気持ちになることも。50代は友人関係だけでなく、夫との関係も見直すタイミングだと感じています。