街ゆくおしゃれさんのファッションを、すてきなイラストで分析する「東京おしゃれ図鑑」。今回の舞台は、都会的で遊び心のある「神谷町」。旬なファッションやメイクのイラストがインスタで支持されているヤベミユキさんが描きます。
すべての画像を見る(全3枚)洗練&自由なオシャレさん多し!都会的で遊び心のある街・神谷町
今回は港区・神谷町を歩いてみました。
日比谷線の駅周辺はビジネス街の顔を見せつつ、2023年にオープンした「麻布台ヒルズ」の影響で、街全体に洗練されたにぎわいが加わった印象です。
スタイリッシュな高層ビルの足元には、小さなギャラリーやこだわりのカフェも点在し、少し歩けば芝公園や寺院の静けさに出会える。そんな、不思議な調和のある街です。
この街を歩く人たちの装いにも、「知性」と「遊び心」、そして“都会の余白”のような余裕が感じられました。
そんな神谷町で出会った、印象的な大人のおしゃれさんをスケッチしてきました。
5月下旬
最低気温 16℃ 最高気温 24℃
くもり
40代、知性と遊びのバランスモード
駅近くのコーヒースタンド前で見かけたのは、カラーギンガムのチェックジャケットを知的に着こなす40代の方。
一見ポップなアイテムですが、インに合わせた白シャツと黒パンツが全体をすっきり引き締め、知的×かわいげの絶妙バランスに。
バッグは黒のポーター、足元はコンバースのローカット。実用的でリアルなアイテム選びも、抜け感があって好印象。色も素材も“主張しすぎず、でもちゃんと個性的”。
そんなバランス感覚が、働く街・神谷町にぴったりでした。
鮮やかなセットアップに柄トートという自由さもアリ
柄コーデといえばもう1人、印象に残ったのは、ぱっつんボブの金髪に、鮮やかなダイダイ染めのセットアップにビル柄のトートバックを合わせていた外国人の観光客。
「この街をキャンバスにして着ている」ような自由さがあって、思わず見惚れてしまいました。
ファッションって、着こなしだけじゃなくて「その人自身がどう街に立つか」なのかもしれないなと、ふと。