一生懸命働いて、いろんな節約術を試しても、資産があまり増えていないのであれば、ものをもちすぎている可能性が。「“片付け”こそ最初にやるべき先行投資」と話すのは、YouTube や書籍でミニマリストの暮らしを発信している、Takeruさん。貯金ゼロ・借金アリだった過去から、ミニマリストになったことで貯蓄が増え、今ではFIRE(経済的自立)を達成。そんなTakeruさんが10年間実践してきた、「お金が貯まる片付けの黄金ルール」を3つご紹介します。
すべての画像を見る(全4枚)1:1年以上使っていないものは手放す
まずいちばん最初に、家中の「1年以上使っていないもの」を手放すことができれば、確実にあなたの家はスッキリするでしょう。しかも、無駄な買い物にも気づくことができるので、家計も少しずつ変わっていくはずです。これがミニマリスト流の超シンプルな片付け術です。
なぜ「1年」を基準に考えるのか。それは、春夏秋冬を通して一度も使わなかったものは、この先も使うことがないからです。1年間出番がなかったものには、出番がなかった理由が必ずあります。
たとえば、すでに同じようなものをもっているとか、使い勝手が悪いとか、好みじゃない、体に合わない、使うタイミングがないなどです。そういったものは、今後も使うことはないので手放した方が賢明です。手放したとしても生活にはなんの影響も出ません。生活が不便になることも、不自由になることもないのです。
むしろ、生活でまったく使わないようなものを大量に買い、家にため込む生活をしていたら、どう考えてもお金が貯まるはずはありません。
お金がまったく貯まらない家には、1年以上使っていないものが山ほどあります。もしかしたら、5年以上使っていないものも出てくるかもしれません。
だからこそ、本当に必要なものを見極めるために、そして本気でお金を貯めるために、1年以上使ってないものは“必ず”手放しましょう。
2:「1軍・2軍・3軍」に振り分け、3軍のものは手放す
僕は、家にあるものは必ず「1軍:よく使うもの」「2軍:たまに使うもの」「3軍:ほとんど使わないもの」で振り分けるようにしています。なぜなら、本当に必要なものとそうでないものが明確になるからです。
「1軍:よく使うもの」「2軍:たまに使うもの」に選ばれたものは、生活に必要なものなので必ず残しましょう。誤って手放してしまうと生活が不便になってしまいます。
その一方で、「3軍:ほとんど使わないもの」は、なくても生活に困ることはありません。したがって、片づけるときは「3軍のほとんど使ってないもの」から手放しましょう。