ほかの病気も併せて検査の機会と考えましょう

さまざまな不調が現れる更年期は、健康状態の棚卸をする絶好のタイミングです。気になる症状の裏に大きな病気が隠れていないかチェックしましょう。

40代以降は、女性は子宮体がん、乳がん、卵巣がんのほか、大腸がんの罹患率が上がります。また、健康の守り神であったエストロゲンが減ることで血圧、コレステロール値などが高くなり、動脈硬化や糖尿病などの心配が増えるので定期健診も忘れずに。

なお、検査の結果、「経過観察」になると病院に行くのをやめてしまう人がいますが、これはもったいないこと。健康に対する心構えが必要な世代だからこそ、面倒くさがらず「経過」と「観察」するための通院をおすすめします。