子どもの独立も見すえた、狭くても心地よさを感じるフルリノベーションの例を紹介します。夫、20歳の長男と3人暮らしのMさん(52歳)は、賃貸マンションや戸建てを経て、都心の1LDK築古マンションに住み替え。そんなMさんに、理想の暮らしをかなえる空間づくりの工夫を伺いました。

大きな窓から光が差し込むダイニングキッチン
こだわりの1LDK・51平米。採光や間取りの工夫で、狭さを感じさせないリノベーションを
すべての画像を見る(全5枚)

リノベーションで空間をムダなく使い、心地よい暮らしに

2つのの間取り図
【画像左】リノベ後/【画像右】リノベ前

Mさんのマンションには、畳数以上に心地よさを感じる工夫がたくさん。

●窓を最大限生かして狭さを感じさせない空間に

ダイニング&キッチンは大きな窓を生かした光がたっぷり入る設計。

「外が見えることで開放感が出て、広く見える効果も」

●部屋の広さは畳数ではなく家具に合わせて決める

ベッドサイズにぴったりの大きさの寝室

寝室の面積は畳数に縛られず、ベッドのサイズに合わせて決定。

「寝るだけという部屋の役割を優先することで、使いやすい空間になりました」

●こだわりに合わせてリノベの担当場所を夫婦で分担

各自のこだわりや得意分野に合わせて夫婦で役割を分担。妻はキッチンやトイレの内装、夫は素材や寸法のチェックを担当することで満足な仕上がりに。

ダイニングキッチンのポイントとなる、青いタイルがはられた曲面の壁

ブルーのタイルを用いた曲面の壁は、夫が「コストがかかっても採用したい」とこだわったもの。

ダッチオーブンが取りつけられたガスコンロ

ガスコンロには、料理の幅が広がるダッチオーブンを取りつけ。