自分の黒歴史を赤裸々に描いた漫画を、インスタグラムで発表している大盛のぞみさん。2人の子どもを育てる母でもある彼女が、“ほっこり下品”な、ゆるい子育て漫画をお送りします。
義実家での同居生活は慣れないことだらけ。朝食にも飽きてしまいストレスMAX!

義実家の独自の「家ルール」に苦しめられて

家ルール
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みんな、独自の家ルールというものがあるよね?

たとえば、カレールーはバーモントカレーの甘口しか認めなかったり、お風呂は最後に入った人が念入りに掃除をするということだったり、NHKしか見なかったり、野球は巨人しか応援してはならなかったり、お客に家事を手伝ってもらうのは恥と思わなくてはならなかったり、街に出たら人数分のパンを買わなくてはならなかったり。

まだまだあるけど、これらは義実家のルールなわけです。

義実家のルール
家事をさせてもらえない

新入りにはなかなか覚えきれるものではなくて弱った。

なにより弱ったのは、家事をさせてもらえないこと。

朝、私は子どもを連れて6時に起きて食卓に行ってたんだけど、そのときにはすでに目玉焼き、ウインナー2本、味噌汁、てんこもりご飯が必ず並んでいた。

ごはんに猛烈に飽きてきてしまった

とっても嬉しかったんだけど、私は横浜で暮らしていた頃、朝はパンを食べたり、ご飯に納豆ですませたり、魚を焼いたりとさまざまなものを食べていたので、1か月もしないうちに目玉焼きウインナーセットの朝ごはんに猛烈に飽きてきてしまった。

そこで、朝4時半に起きて自分の好きなものをつくろうと思いつき、材料を用意して魚を焼いて豚汁をつくったところ…義母激おこ!

私のことをまだお客さんと思ってくれてた義母は

・勝手に目玉焼きルーティンを乱した私への怒り ・客の手を煩わせてしまった自分への怒り

みたいなことを言って、私に二度とこのようなことをしてくれるな、と言った。

でも、お風呂も好きなタイミングで入れさせてもらえない、ご飯もつくらせてもらえないというのは、私にとって激しいストレス。どうしようと考えたところ…。「お客と思われないようにすればいい」と思いついた。

気を使うのはもうやめようと決めた。
同居1か月を過ぎた頃、私は被ってた猫の皮を脱ぐことにした。

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【大盛のぞみ】

Instagramに@imoootjya名義で投稿した“ほっこり下品”な手描き漫画が、今いちばんポップな闇漫画として大きな反響を呼ぶ。フォロワー数は約10万人超。2児の母。著書に『のぞみ33歳。だだ漏れ日記』(扶桑社刊)がある