好きな服は捨てる必要はない!
すべての画像を見る(全3枚)この「重ね着」こそ、萬田さん流スタイリング術でもあります。近著『萬田久子 オトナのお洒落術』(講談社刊)でも、時代に合わせて進化しながらも、好きなものを捨てずに、自分らしく楽しく着こなす方法を多々紹介しています。
「たとえば、少し着づらくなってきたミニ丈のワンピースの下にギャルソンのチュールスカートを履いてみたり、パンツの上にスカートを重ねたりするのもいいアイデアですよね。『ちょっとイタイかな?』と思うようなものでも、重ねれば案外着られる! 冬場はダウンだって重ねちゃいます。ダウンベストをコートに重ねたりして、工夫次第で楽しめるのよ」
手もちのものを生かすレイヤードスタイルは、「自分が生きてきた日々を語る歴史」とも語ります。そしてこの重ね着スタイルは、荷物を少なくしたい旅行にもおすすめだそう。
「1泊2日くらいなら、トランクに服を入れずに、全部重ね着して行っちゃったりしますね。薄手のワンピースに、カーディガン、スカート、ジャケットを重ねて、小物をいくつかもっていけば、何通りものコーディネートが完成。その場で着替えられて表情が変わるから便利だし、気分も変えられるでしょ。モノトーンのアイテムでまとめれば着まわしも簡単です」
これは、私たちにもすぐにマネできそうなアイデアですよね。
「私の座右の銘は『人生を楽しみましょう』。人がなにを言おうといいじゃない。ファッションを楽しんでいきましょう!」
ファッション愛が力強く伝わってきた今回のインタビュー。萬田さんのいつまでも“いい女”でいる秘訣を垣間見ることができました。
