4:先取学習をするなら英語がおすすめ

勉強をする子ども
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「どうせなら先取り学習をしたい」という場合は、英語を勉強するのがいいと思います。入試を設ける中学校は、公立中学校より英語の進度が早いため、予習は安心につながりますからね。

中学校や塾からの課題で足りなければ、市販の教材を使います。先取り学習のための準備講座を設けている塾もありますが、中学校の様子を見てからにしたいという気持ちもあるでしょう。受験のために通っていた塾の講座なら別ですが、そうでなければ焦って通い始めなくてもよいと思います。

英語の場合、はじめは基本的な内容なのでわかりやすく、勉強のモチベーションが上がることもあります。先取り学習ということで、ここまでできなければならないというラインがなく、ゆっくりと自分のペースで進められるのもよいですね。

5:塾のない生活リズムを確立する

受験が終わると、塾へ通っていたときとは生活リズムが変わります。平日は夜遅くまで、週末も長時間いた塾の時間が、家で過ごす時間になるので変化は大きいですよね。

塾がなくなり生活リズムに余裕ができると思いきや、そううまくはいかないものです。「受験勉強のために朝早く起きていたが、それを止めたら全然起きなくなってしまった」「勉強時間が減ったらだらだらして寝る時間が遅くなった」というのはめずらしいことではありません。わが家も受験を終えて早く寝られるかと思いきや、だらだらと寝る準備をするせいで、今までと就寝時間はほとんど変わらず…。

受験が終わってすぐは息抜きとして、ゆったり生活するのもよいでしょう。しかしずっとそのままではいられないので、放課後の過ごし方や就寝・起床時間など、新しい生活リズムを確立していきたいですね。

6:学校生活や今の友達との時間を楽しんで

学校と小学生

中学受験は時間的も精神的にも大変だったと思います。ようやく終わった今、学校の友達と遊んだり、学校のイベントに力を入れたりと、子どもには残りわずかの小学校生活を楽しんでほしいですね。

塾があると放課後はすぐに帰宅をして準備をしなければならなかったのですが、塾がなければ友だちと一緒におしゃべりをしながら帰ることもできます。今まで我慢していたそういう小さな楽しみに触れながら、小学校卒業、そして中学校入学を迎えてほしいと思います。

ようやく受験が終わったのだしのんびり過ごしたい気持ちもありますが、中学校という新しいステージ開始まではあと1ヶ月ほど。

中学校でよいスタートを切って、心の余裕を持つためにも、小学校生活を楽しみながら、中学校入学に備えられるとよいですね。