60代の専業主婦・ライフさんが捨て活や片づけを始めたのは、子育てが終了し、子どもたちが独立した60代前半から。子どもたちのいない寂しさで“空の巣症候群”になり涙ぐみながらの片づけスタートでしたが、今ではものの少ないすっきりした部屋に暮らすまでになりました。その後、YouTuberという新たな挑戦も始め「60代の今がいちばん幸せ!」と言えるまでにメンタルも晴れやかに。捨て活でまず捨てたものについて聞きました。
すべての画像を見る(全5枚)子ども2人の独立で、空の巣症候群に
娘と息子が結婚や就職を機に家を出たのは、私が50代になった頃。あれだけ「子どもたちが巣立ったら、家じゅうすっきりさせるぞ!」と意気込んでいたのに、いざ子どもたちが家を出てしまうとダメですね。巷でよく聞く“空の巣症候群”なんて、自分には無関係だと思っていたのに、なんとも言えない寂しさに襲われて。
夫婦ふたりの生活が始まって数か月間は、子どもたちの小さい頃を思い出しては涙ぐむような生活が続いていました。
暮らし系動画で気持ちが前向きに
そんな気持ちのなか、ある日たまたま目にしたのが、暮らし系のYouTube動画。すっきりとした暮らしぶりを見ているうちに、自分はこういう暮らしがしたかったんだという思いがむくむくとよみがえってきました。「子育てにひと区切りがついた今こそ、片づけのチャンス!」と、気持ちが前向きに変わったのです。
捨てたもの1:自分の服
そこでまず手放したのは、自分の服。「高かったし。また着るかも」とバブル時代に流行した肩パッド入りのジャケットなどを大事に保管していました。
「同じ流行は二度と訪れない、似たような流行でも少しずつデザインが変わる」ことをやっと受け入れ、処分しました。
捨てたもの2:子どもの服
独立時に持参せず、実家に残された娘と息子の服。本人的にはお役御免、不要な服とわかっていながらも捨てられなかったものを「使わない服」と認識を改め、処分しました。