2階建ての家づくりでは、LDKや水回りをどちらの階にするかで、暮らしが大きく変わります。4年前にハウスメーカーで家を建てたライターは「1階にLDK、2階に水回りの間取り」を採用。買い物や洗濯の動線をコンパクトにしました。リビングで過ごす際に生活感のあるものが目に入らずくつろげるなど、「この間取りにしてよかった」と思うことが6つありました。

2階の水回り
2階に水回りとランドリールームがあると、家事ラク&時短に!
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1階にLDK、2階に水回りの間取りを選択

1階と2階の間取り

筆者は4年前にハウスメーカーで、2階建ての注文住宅で建てました。1階には玄関、LDK、趣味室、トイレが。2階には、浴室、洗面所、ランドリールーム、主寝室、子ども部屋、トイレ、来客用のスペースがあります。この家で夫と2人の息子(10歳と8歳)の4人で暮らしています。

2階建ての注文住宅を建てる際、まず悩むのは「間取り」だと思います。LDKは、1階にするか2階にするか。水回りは、LDKと同じフロアにするか、個室と同じフロアにするか。どちらを選ぶかで、その後の暮らしは大きく変わります。

わが家は、実現したいことや、それまで住んでいた賃貸住宅の苦い経験から、1階にLDK、2階に水回り(浴室、洗面所、ランドリールーム)を配置しました。

1階LDK、2階水回りの間取りにした2つの理由

リビングから趣味室を見る

この配置に決めたいちばんの理由は、1階リビングの隣に趣味室を設けたかったためです。趣味室を確保すると、面積的に浴室や洗面所を1階に収めるのが難しくなり、結果的に水回りを2階にもっていく形を考えることになりました。

階段の見上げ

そしてもう1つ、以前住んでいた賃貸住宅での経験も、大きく影響しました。その家では、1階にLDKと浴室があり、2階にクローゼットや寝室がある間取りでした。

1階で洗濯をし、リビング横にある外の物干しで乾かし、乾いた洗濯物を2階に運んで収納。この動線が長く、家事効率の悪さを感じていたのです。

洗濯物をたたんだものの、持って上がることが面倒で、リビングに置きっ放しにしてしまうことも…。

新居ではその反省を生かし、LDKとフロアを分けて、水回りと収納(クローゼット)は同じ階にしたいと考えたのです。また、2階に水回りを配置すれば、日当たりも期待でき、洗濯物も乾きやすくなるはず。家事がよりラクになるかも、とひらめいたのです。

実際に住んでみて、1階LDK、2階水回りの間取りにしてよかったと感じたことが、6つあります。さっそく紹介しましょう。