中古物件を購入し建て替えるときに注意すべきこと

メリットの多い古家付きの土地ですが、注意しないと後悔することがあります。

●地下埋設物がある可能性に注意

工事現場の瓦礫
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古い家を解体する際、地中から浄化槽や瓦礫(がれき)・古井戸などが埋まっていることがあります。これらは撤去してから家を建てるのが当たり前ですが、古い家の場合、こうしたものを撤去せずに地中に埋めて、その上に家を建てている場合があります。

地下埋設物については、売主側に撤去の責任があるのですが、その責任も一定期間がすぎると消滅します。そのため、しばらく購入した物件で暮らし、売買から期間があいてしまうと、埋設物の撤去は自分で行う必要がでてきます。

埋設物が出てきたときの対応について、きちんと話をしておかないとトラブルにつながる可能性があります。ですから、売買を仲介する不動産業者も交えて、きちんと話し合いをしておきましょう。

ちなみに、これらの対応については、契約時に交わす重要事項説明書の特約事項の欄に、記載するのが一般的です。

●私道に接していると許可が必要になるケースが…

掘削承諾書

これは、更地の場合も同じですが、土地の前面道路が私道に面している場合も注意が必要です。水道やガスなどの工事で、地面を掘削する必要がある場合、私道の所有者に許可をもらう必要があるからです。

新たに家を建てる目的で土地を取得する場合には、売主側の責任で許可を取ることになります。しかし、居住目的で中古物件を購入する場合、その後、家を建て直すタイミングで、掘削の許可を取る必要が出てきます。