クリスマスにお正月にと、イベントごとの多い年末年始。やらなければいけないことに追われて、疲弊している方もいるのではないでしょうか? 「この時季は無理に特別なことをしたりせず、余裕をもって過ごしています」と話すのは、カナダ在住で、もたない暮らしの発信をしているブロガーの筆子さん(60代)。筆子さんが年末年始にやらないことについて、教えてもらいました。
すべての画像を見る(全3枚)1:年賀状はやめて、クリスマスカードをゆっくり書く
カナダには、もともと年賀状を書く習慣がありません。年末年始のあいさつとしては、クリスマスカードを手渡したり、郵送したりします。最近は電話やメッセージですませる人も増えています。
日本の友人に対しても、私は年賀状は出さず、手書きのクリスマスカードを送っています。枚数は多くありません。
普段、まったく会えないし、メッセージもやりとりしないので、1年に一度だけ、カードで「元気ですか、私は元気です」という気持ちを伝えています。
年賀状と違って、クリスマスカードは「クリスマスに届かなければならない」という決まりはありません。12月の初め頃に届けばいいので、11月下旬から、仕事の合間を見ながら少しずつ書いています。
ここ数年は郵便局のストライキの影響で、思うようなタイミングで送れない年もありました。
そういうときは、ハガキをオンラインで注文できるサービスを利用しています。これも、届く時期はそんなに気にしていません。
今年も郵便局が部分的にストライキをしていたので、送るかどうか迷っていましたが、結局送ったら、そのタイミングでストライキが終わり、無事に友人の手元に届きました。
年賀状を書くことが負担になっている方も多いのではないでしょうか? 忙しいなかで書こうとすると、義務のように感じてしまうことがあります。
時期や形にこだわらず、自分のペースで気持ちを伝える方法に変えてみると、もっと楽しめるかもしれません。
2:大掃除はやらない。週一のモップで十分
私は年末の大掃除もしません。年末だからといって徹底的に掃除をする必要がないからです。もともと持ちものが少ないので、汚れはそんなにたまりません。
普段は週に一度、床にモップをかけ、カウンターの上などをふくだけです。浴室の掃除もこのタイミングで行います。
これは、私が賃貸に住んでいて、大きなメンテテンスは家主がするという事情もあるかもしれません。別にミニマリストにならなくても、ものを少なめにもつだけで日々の家事はラクになります。
気になるところがあれば、年末ではなく、節目節目に掃除をした方が、大掃除の負担が減るかと思います。
もし、「大掃除をしないと、気持ちの区切りがつかない」と感じるなら、ピンポイントで掃除をするといいかもしれません。全体を一気に掃除するのではなく、玄関回り、換気扇、冷蔵庫や冷凍庫の中、机の上など、気になる場所を1つか2つ選んで、徹底的に掃除をしてみてください。掃除をする対象を減らせば、ひざや腰への負担も減ります。
年末はほかにも行事がたくさんあるので、掃除で無理をしない選択をしてもいいと思います。

