家づくりで扉を開き戸にするか、引き戸にするか悩むケースは多いもの。3年前にハウススメーカーで家を建てたライターは、家の中に13か所も引き戸を採用。あけ閉めの場所をとらず、バリアフリーな空間を実現しています。「毎日が快適」という自宅の様子をレポート。

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閉めれば壁になる「引き戸」はメリットがいっぱい!
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新しい家には引き戸が13か所も!

13か所の引き戸がある家

筆者の一家は、夫と子ども2人(長男9歳、次男7歳)の4人暮らし。3年前にハウスメーカーで2階建の注文住宅を建てました。

1階には玄関、LDK、趣味室、トイレが。2階には、浴室、洗面所、ランドリールーム、主寝室、子ども部屋、トイレ、来客用のスペースがあります。

じつはわが家には、引き戸が13か所もあります(上の図の赤マル部分)。ちなみに開き戸は玄関を除くと6か所、折れ戸(扉が半分に折れるタイプ)は3か所です。

引き戸と開き戸、折れ戸の大きな違いは、扉が開閉する向きです。開き戸や折れ戸は扉を開閉するとき前後にスペースが必要に。それに対し引き戸は、扉を左右に開閉。前後のスペースは必要ありません。このことに筆者は魅力を感じたのです。

ちなみに引き戸を使っているのは、以下の場所です。

1階:玄関収納、玄関とキッチンの入り口、2階へ上がる階段の手前、趣味室、趣味室奥の納戸、トイレ
2階:来客スペースにもなる廊下部分、WIC、子ども部屋(2か所)、浴室洗面所やランドリールーム(2か所)

つりレールの引き戸

上の写真のように、ほとんどの引き戸は天井にレールを埋め込む、つりレールにしています。

引き戸を多用したことで、とても暮らしやすい家になったと感じています。詳しく紹介していきましょう。