引き戸のデメリットは遮音性が開き戸より低いこと

開き戸にしたトイレ
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引き戸のデメリットは遮音性が開き戸より低いこと。2階のトイレの扉はあえて引き戸にしませんでした。

構造上引き戸を採用することもできたのですが「音の遮音性が高いのは開き戸」だと設計士さんから伺ったからです。トイレの真横(写真左側)には子ども部屋があるので、少しでも音が気にならない方がよいかと思って。

逆に1階のトイレは、リビングやほかの部屋と離れているので、音はそこまで気にしなくても大丈夫。そこで、引き戸にしてコンパクトに開閉できることを優先しました。

内窓の建材を使い遮音性の高い引き戸も実現

リビングから階段と趣味室を見る

ちなみに、引き戸で遮音性や気密性を高めたい場合は、リビング横にある趣味室に採用したものが参考になるかもしれません。

こちらは戸の建材ではなく、リノベなどで使われる内窓の建材。趣味の演奏を気兼ねなくしたいから、遮音性を高めたくて、入り口の扉をこのようにしました。

趣味室の引き戸

本当はレールを床に埋め込みたかったのですが…。設計士によると、埋め込むと床に隙間ができるから、どうしても遮音性は下がるそう。そのため、写真のようにレールを床の上に固定する形で、ぴったり空間をふさぎました。

ですから、引き戸でも遮音性や気密性が高いのです。おかげで隣接するダイニングやリビングへの音もれが少なく、気兼ねせずに演奏を楽しめます。