ESSE読者の約8割が悩んでいるむくみ。太って見えるだけでなく足は重だるく冷えやすくなり、フェイスラインはぼやけて老けた印象に。プロ直伝のマッサージや生活の見直しで、むくみを解消しましょう。食事&運動でむくみを解消するコツを足病医療の総合病院、下北沢病院副院長の長崎和仁先生と、深部リンパ協会理事長で薬剤師の夜久ルミ子さんに教えてもらいました。
長崎和仁先生の「崎」は、正しくは「たつさき」です
すべての画像を見る(全6枚)絶対にむくませない暮らし方・食事編
むくみゼロの生活には、毎日の食事も大事。長崎先生と夜久さんに、むくまない食事の摂り方を教えてもらいました。
●Q:むくみのために控えた方がいいものは?
→A:塩分のとりすぎに注意! 高カロリーのものも控えて
むくみの大敵は塩分。
「塩分をとりすぎると、体が多くの水分を引き込みむくみの原因に。肥満もむくみにとって悪影響なので、高カロリーの食事も控えて」(長崎先生)。
「むくんだ場合は、塩分の排出を促すカリウムを含む食材をとりましょう」(夜久さん)
・むくみに効果的なカリウムを含むもの
→バナナ、昆布、ルイボスティー
●Q:朝いちばんにとるべきものは?
→A:起床後すぐに冷たい水を飲み、次に温かい飲み物をとろう
「まず、冷たい水を飲んで胃と腸を刺激。次に温かい飲み物を口にして、胃腸を活性化させましょう。リンパが流れやすくなり、排便にもつながります」(夜久さん)
むくみを気にして水分を控えるとめぐりが悪くなり、逆にむくむ可能性も。
●Q:むくみたくないけど、お酒を飲みたい!
→A:少量ならOK。おつまみは塩分控えめなものに
アルコールを分解するとき、体内で失われるのが水。
「飲みすぎると体が水分不足になり、めぐりが滞り顔がむくみます。また、塩分の多いおつまみはさらにむくみを誘発。食べるなら刺身や豆腐など、塩分の少ないタンパク質系を選んで」(夜久さん)