●もし学生時代に戻れるとしたら…

――江口さんは学生時代を振り返っていかがでしたか?

江口拓也さん
江口拓也さん
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江口:たとえば今、異世界転生や、やり直すような原作やアニメも多くあると思うんですが、僕がその力を得たとしても絶対に学生生活には戻りたくない!

石川:あはは(笑)。

江口:集団生活や人がいっぱいいるところが苦手だったので、教室の中が息苦しく感じて、早く卒業したい、早く大人になりたいって思いながら、一日一日を消費していたような学生でしたね。高校でお弁当のときは1人で食べたいからいろんなところを転々としてたし、そういう自分がカッコいいと思ってました。

――それは大人になった今も変わりませんか?

江口:結局1人が好きなんだろうなって思います。仕事でチームで集まってなにかをつくることは大切だし楽しいから好きなんですけど、そこから外れたときはむしろ孤独を味わいたいというか、ひとりでウロウロすることが多い。みんなとワイワイするのも楽しいけど、ひとりで知らない土地に行って飲み歩いたりもする、その踏み込む感覚が好きです。

●お互いの第一印象は?

――ほかの作品やイベントなどで共演された経験も多いかと思いますが、お互いの第一印象は覚えてらっしゃいますか?

石川界人さん
石川界人さん

石川めちゃくちゃ優しい先輩。出会った当時、江口さんはすでにメインの作品がいっぱいあって人気声優さんでした。でも僕は高校生で現場の振る舞い方も分かんなくて…。ほかの共演者の方も人気声優さんで、自分しかいわゆる脇役がいない現場だったから、話す人が全然いなくて端で大人しく座っていたんですけど、江口さんが率先して隣に座って、「どっから来たの?」と聞いてくださって。

内心、「いや、家からに決まっとるだろう」なんて思いましたけど(笑)。事務所のこと言ってるんだなと思って、当時の事務所の話をしたら、「○○さんの後輩だ!」みたいな感じで話してくれて、現場になじませてくれたのをすごく覚えています

――江口さんはそのことを覚えていらっしゃいますか?

江口:かわいかったんですよね。隣に座っていろいろ聞くとかあんまりしないけど、そのときはやたらいい声の子がいるなって(笑)。お芝居を聞いてそのスゴさに興味をもって話しかけにいったらまだ10代。すごくびっくりして、この子はきっと将来すごい人になるんだな…と思ったし、立ち振る舞いもしっかりしてたし、その具合が10代だとは思えないくらい完成してましたね。