イライラし、急に汗が噴き出す。これが更年期?

仕事中にほんの些細なことで、自分の感情が抑えられなくなってしまうようなことが続きました。今までも多少はバイオリズム的なアップダウンがありましたが、涙が出そうになったり大きな声を出してしまったりするほど酷くはなかったのに。急にイライラし出すと、もう止まらなくなってしまうのです。

ときにはワーっと体が熱くなって汗が噴き出すように出ることも。自分でもこれはおかしいと思いました。

●病院で血液検査を受けて判明したのは…

更年期
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この頃、生理も不順になっていたので、婦人科を受診してみたのですが、そこで受けた血液検査の結果から、医師に「もうすぐ閉経しそうだね。おそらく更年期障害でしょう」と言われました。年齢的にもそうかなと思ってはいたのですが、実際になってみると想像していた以上の辛さがありました。止まらない苛立ちとホットフラッシュと言われる急な発汗が大きなストレスになってしまって…。

「あ~! もうやってられない!」と、勢いで長年勤めていた会社を辞めてしまったほどです。ちょうど子どもたちの学費もひと段落した時期だったのでよかったですが、完全に自分を見失っているかのような行動でした。

●更年期の症状が強まるにつれ、したくなくなった

婦人科を受診した際には、「ポリープができている」という指摘も受けました。とくに悪性が疑われるものではないらしいのですが、このポリープのせいなのか、更年期の影響なのか、病院へ行った直後から、急に私の方が行為をしたくなくなってしまったのです。
夫は少し戸惑った様子で、「ポリープは手術して取った方がいいんじゃない?」と言ってきたのですが、それも怖くて。問題ないならいいかなと、今も先延ばしになっています。
一度、しようという雰囲気のときに断ってしまってから、この2~3年くらい、夫婦生活は完全に消滅しています。

●ホルモン剤が使えず、漢方で治療することに

私の場合は、くも膜下出血と脳梗塞になった経緯もあり、血栓ができやすいため、ホルモン剤による治療は見送られることになりました。代わりに処方された漢方薬がよく効いていて、最近は症状も徐々に緩和されています。

「当帰芍薬散」という漢方を朝昼晩で飲まねばならないのですが、私のうっかりな性格上、お昼はけっこう忘れてしまうことも多くて…。そういうときはやはりイライラやホットフラッシュが出てしまうんですよね。

けれど漢方自体は、即効性というより、長く飲んで調えていくものなので、1日3回ちゃんと飲むということを自分の生活にちゃんと組み込みながら、つき合っていきたいと思っています。

●もう夫としなくても平気

夫婦

もう夫との行為はありませんが、一度死にかけた私にとっては、命があるだけで十分すぎるくらい幸せです。ピンチのときに励まし続けてくれた夫への愛は今もどんどん深まるばかり。あの経験があったからこそ、夫へも子どもたちへも、「いてくれるだけでありがとう」と日々、感謝の気持ちをもって過ごせています。

最近、夫とは「子どもが小さかったときは、ふたりとも寝不足で大変だったよね」と古い写真を見てしみじみ語り合うことが増えました。すっかり成長して大きくなった今となっては、「もっと丁寧に育てればよかったね」なんて笑い合うことも。

子どもが欲しいと願うカップルがレスになったら、悩みはもっと深刻なのかもしれませんが、私たちの場合は、もう年齢的にもしないことが悪いわけもないし、特別なことでもありません。そういうフェーズに入ったんだなと思って受け入れています。

若い頃は夫から求められてという方が多かったので、今更、自分からなにかアクションを起こしたり、話し合いをする予定もありません。今後そういうことがもうなかったとしても、夫とはこのままずっと仲よく手をつないでいられるような、おじいちゃんとおばあちゃんになれたらいいなと思っています。

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