生理や更年期のお悩みQ&A

虻川美穂子さん
生理も更年期も、軽い人からつらい人まで個人差が大きい。だからこそ、お互いいたわりたいですね。
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ESSE読者の悩みを代表して、虻川美穂子さんが高尾先生に聞いてくれました。

●Q:心身の変化を前向きに乗り越えるには?

→A:自分を最優先に考えることでメンタルも安定します

更年期の世代は、自分よりも家族や仕事を優先しがち。変化や不調を感じたら、時間の使い方を「自分寄り」にシフトすることが大切です。「自分のためにいいことができている」と思えることが精神の安定にもつながりますよ。

●Q:なんとなく不調…。そんな程度でも病院に行っていいの?

→A:更年期の不調を治療するなら「女性のヘルスケア」の専門医へ

気になる変化や不調があるなら迷わず病院へ。ただしひと口に産婦人科といっても「周産期」「不妊」「腫瘍」と専門領域が分かれており、更年期のケアの場合は「女性のヘルスケア」の専門医がいる病院がベストです。

●Q:不調のこと、家族の理解を得るにはどうすればいい?

→A:体調が悪いことを素直に伝えサポートをお願いして

夫や子どもにも「今は調子がよくない時期だからサポートしてほしい」と素直に伝え、まかせられる家事は分担してもらいましょう。「そのうちよくなるはず」「自分だけじゃないから」と我慢する必要はありません!

●Q:症状を軽くするために自分でできるケアは?

→A:まずは食事・睡眠・運動! 基本の生活習慣を見直して

バランスのよい食事や十分な睡眠、適度な運動といった基本的な生活習慣を整えることが大事。時間がない人は移動時の歩幅を大きくする、階段を使う、隙間時間にスクワットをする…というだけでも体は変わりますよ。

●Q:更年期の始まりの合図はあるの?

→A:月経不順や経血量の変化は更年期の始まりのサイン

もっともわかりやすい合図は、月経の変化。周期が乱れたり、経血量が増減したり、長引いたり、短期で終わったり…とさまざまな形で変化します。さらに、肩こりや不眠、うつ状態、ホットフラッシュといった症状が出る人も。

 

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