●「1日1片づけ」からスタートしてみよう
いきなりミニマリストを目指す必要はありませんが、片づけを心がけ、シンプルに暮らしていくことをおすすめします。
とはいえ、私が推奨するのは自律神経を乱さないための「片づけ」ですから、よくある片づけ術のように、「とりあえず、ものを全部出してみましょう」などとは言いません。急激な変化はストレスになりますし、もし、いきなりハードルの高いことをして、それをなし遂げられなかったとき、ネガティブな感情に襲われてしまいます。
まずは、「1日1片づけ」からスタートしてみましょう。「机の引き出し」「本棚の2段」などテーマを決めて、1日10〜30分だけ毎日続けるのです。
時間を区切るのは、人間の集中には限界があるから。判断力が冴えている間に、必要なもの・必要ないものを的確に選別するためです。
身の回りの片づけを進めていくと、不思議なもので心の整頓も進んでいきます。現在とこれからの自分に必要なことは何かを考えることで、未来に向かう活力が湧いてくるでしょう。
加治さんと小林医師による共著本『かぢ習慣 自律神経と腸活で「なりたい自分」に』(扶桑社刊)は、発売中。ぜひチェックしてみてくださいね。