ロフト経由で秘密の読書スペースへ
すべての画像を見る(全14枚)ロフトの奥には通路を新設。その奥には既存の小屋裏収納を生かした読書スペースがあります。 ロフトと読書スペースはスキップフロアのように行き来することができ、既存とリノベーションした箇所が融合した斬新なロフトとなりました。
読書スペースの床にもOSBボードを貼って、温かみをプラス。以前は窓のない空間でしたが、ガラスのない幅広の開口部を設けたことで、通風と採光を確保しています。
LDKから見た読書スペースの全景。読書スペースからはリビングダイニングを一望できます。
読書スペースの下部はキッチン。排水管の取り回しの都合で、床面は若干高めになっています。
「腰壁はモルタル仕上げを予定していましたが、経年によってひび割れが起こるのが心配だったので、塗装で仕上げました」(妻)
玄関と廊下は収納量がぐっとアップ
玄関はLDK方向とサニタリー方向、2つの動線を備えた土間仕様。玄関からそのまま浴室やウォークインクローゼットに行けます。
また、玄関は既存の2倍以上のスペースになったので、収納も充実させることができました。
既存のトイレ位置を変更したことで、廊下にもスペースが誕生。壁面の一部にオープンな可動棚を設置しました。
「リノベーション会社には、私たちの希望をよく聞いていただき、最適な提案がもらえました。物件のよさが生かされた、すてきな住まいになりました」と夫妻。
勾配天井や小屋裏収納という個性を生かしつつ、リノベーションでより暮らしやすさと楽しさがプラスされた住まいでは、今日も子どもたちが元気に走り回っています。
リノベーション前後の間取り
リノベーション前
リノベーション後
設計・施工 エキップ一級建築士事務所
戸建て住宅の設計・監理。店舗、オフィス、住宅等のインテリアデザイン。マンションのリノベーション設計および施工、さらには不動産仲介やコンサルティングまで手がける。とくにリノベでは物件の仲介から設計・施工までワンストップでサービスができる点が強み。内見には必ず不動産と設計の専門家が立ち会う
※情報は「リライフプラスvol.42」取材時のものです