勾配天井でキッチンの上に小屋裏収納がある、ユニークな間取りの中古マンションを、リノベーションした事例です。既存の天井は撤去。勾配に沿って新たに天井を張り直して、最大高さ約4mというのびやかなLDKができました。リビングの一角にはロフトをしつらえ、既存の小屋裏収納とつなぐ通路を新設。家族の居場所がいろいろあります。マンションなのに一戸建てのような、楽しい住まいです。
すべての画像を見る(全14枚)天井高を生かしてリビングの壁際にロフトを設置
勾配天井で小屋裏収納つき、という個性的な中古マンションをリノベーションしたIさん。窓際にあった3つの居室を取り込んでひと続きの大空間にし、さらに天井高を生かしてリビングの壁際にロフトを設置しました。
ロフトに面した壁は、夫妻がDIYでブルーグレーに塗装。テレビボードやシェルフは造作しました。
「当初は壁一面を書棚にするつもりでしたが、この方が結果的に魅力的なインテリアになりました」(妻)
ロフトの下部は子どもたちのプレイスペース兼収納に。将来はメインベッドルームにする予定です。壁際の天井部分には間接照明を埋め込み、やわらかい光を演出しています。
ロフトへ上るための階段は、ごくシンプルなデザイン。アイアン製の支柱1本と踏み板のみで構成されていて、見た目もスッキリ。
階段を上った先にあるロフトは夫のワークスペースとして活用中。床にはOSBボードを貼りました。手すりは、リノベーション会社によるオリジナルの華奢(きゃしゃ)なデザインのものを採用。人やものが落ちにくいよう低い位置にも設置しています。
この住まいのデータ
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▼家族構成
夫40代 妻30代 長男9歳 長女5歳 -
子どもたちの成長にともない、もう少し広い住まいに移りたいと考えたため。また、自由度の高い中古マンションのリノベなら、自分たちらしいインテリアを実現できると思ったから -
専有面積/79.38㎡ 工事費/1310万円(税・設計料込み)