最近よく耳にするSDGsというワード。気になってはいるけど、具体的にどんな行動を起こしたらいいのかわからない…という声も。そこで今回は、身近な暮らしのなかでできることを、積極的に実践しているという達人を取材してみました。
ものや食材を大切に。SDGsにつながる取り組み
日々の暮らしのなかでできることを、中学生の娘さんにも伝えながら、実践している野村らんさん。親子で楽しみながらやるのはもちろんですが、「環境のためにさらにもう一歩踏み込んでできること」もあるそう。野村さんのサスティナブルな工夫を紹介します。
<SDGsとは>
- 「持続可能な開発目標」のこと。2015年に国連総会で採択され、2030年までに、エネルギーや資源、環境保全など世界が取り組む17のゴールと169のターゲットを掲げています。
●生ごみは捨てずにコンポストを使って肥料に
すべての画像を見る(全6枚)リンゴ箱に土を入れ、ベランダに設置している野村さん。専用のキットなども売っているそう。「料理後に出た生ゴミはこの中へ。ゴミ出しの量が格段に減りました。肥料になったら市民農園で再利用しています」
●フェアトレードや植物由来の食品を積極的に購入
発展途上国の生産者や労働者の生活改善のための公正な取引を意味するフェアトレード。「とくにコーヒーは途上国からの搾取率が高いので選ぶように。動物を食品加工する工場から出るCO2も削減できればと、ソイミートなどの食品も積極的に取り入れています」
●クリーンエネルギーの電力会社に乗り換える
「太陽光や風力を使った電力に契約をきり替えるだけ、ととっても簡単に実践できるのでおすすめ。わが家は昨年から始め、今年の夏の電気代は半額に。お財布にも優しいんです」