体に様々な変化や不調が出てくる50代。以前より太りやすくなる、というのもその変化のひとつです。「そんなに食べていないのにやせない…」という人も多いのではないでしょうか? そこで今回は、50代で10kgのダイエットに成功した整理収納コンサルタントの瀧本真奈美さんに、 現在も健康を維持できているポイントや、生活の中で変えたことについて教えてもらいました。

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キッチン
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好きな食べ物を、好きなだけ食べても太らなかったあの頃。振り返れば若い頃は、なにも気にせずの食生活でも健康に不安を感じることはありませんでした。

女性の場合、閉経を迎える人も多い50代前後は、大きな節目。体にさまざまな不調が出やすく、太りやすい年代でもあります。

私自身、人生で一番太ってしまったのが49歳。そこから健康に不安を感じてダイエットを始め、10kgの減量に成功しました。現在も維持できているポイントや、生活の中で変えたことについてまとめてみたいと思います。

 

●1.調理器具や食器をサイズダウン

食器

若い頃と同じ大きさの茶碗、子どもたちがいたときと同じプレートや鍋。これが、つい料理をつくり過ぎてしまったり、食べ過ぎてしまったりした原因の1つです。

体は変化し代謝がぐんと落ちているにも関わらず、食べる量を変えなければ、当然太ってしまいます。そこで、まずは茶碗、プレート、鍋をサイズダウンしました。

意外と変わるのが茶碗です。大きさ、形状も様々ある茶碗は、たくさんご飯が入ってしまうものも多いと思います。入るだけご飯を入れてしまうと、もったいないからと全部食べきってしまいがち。これが食べ過ぎる原因だったので、今は「小さな茶碗に8分目」と決めています。

 

●2.見えない収納で食べすぎ注意

収納

手があくと、ついつい食べてしまうお菓子類。とくにテーブルの上や、キッチンカウンターの上に並んでいるものは、何気なく手を伸ばしてしまいます。食間はもちろんのこと、食事が終わった直後など、さほど欲しい訳ではないのに、目に入るとつい食べてしまう。

なので、お菓子類は必ず引き出し(画像のカップボードの一番下の引き出し)にしまうようにしています。また、個包装のお菓子を少しだけストックすることで、「なんとなく」で食べることをやめました。個包装なら、何個食べたかが一目瞭然。

「いつも目に付いて無意識に食べてしまう」「気がついたらスナック菓子の袋が開いていた」を避ければ、必要以上にカロリーを摂ってしまうのを簡単に予防できます。