ホットフラッシュ、イライラ、肩凝り、うつ症状…。まだ30代なのに、更年期のような不調を抱えている人が増えているといわれています。こうした症状、じつはプレ更年期のサインかもしれません。早いうちにしっかりケアして、本番の更年期に備えましょう。今回は、プレ更年期でおこりがちな、めまいと耳鳴りの対処法についてご説明します。
すべての画像を見る(全5枚)プレ更年期におこりがちなめまいと耳鳴りのケア
地震と勘違いするような浮遊感や、周りがぐるぐる回るような激しいめまい、常にキーンという高い音が聞こえたり、カサカサした音が耳について離れないなどの症状は、自律神経失調など体の調整機能が弱って起こります。強いストレス、不規則な生活による体内時計の狂い、運動不足、過労なども要因ですが、耳や精神疾患などが隠れている可能性も。
▼なりやすい人のタイプ
・いつも同じ姿勢をとりがちだ
・自律神経失調症だ
・ストレスを感じやすい
【ケア1】ストレスをためない
プレ更年期は、仕事・夫・子育てとさまざまな責任や重圧が重なる時期。神経修復に不可欠な睡眠を十分にとることに加え、趣味や運動、友人とのおしゃべりなどでうまく気分転換&発散を。ストレスをため込まないよう心がけましょう
【ケア2】めまい、耳鳴りに効くツボを押す
アンバランスになった生体機能を整えるには、ツボを刺激して全身の気=経絡の流れをスムーズにするのも手。めまいや耳鳴り改善には、十分にリラックスして、気持ちよい力加減で押しましょう
●足三里
ひざの皿の下から指4本分下がった、すねの外側。女性に効く養生ツボ
●大衝
足の親指と第2指の間を手の指でなぞり、骨が交わった行き止まり部分
【ケア3】体を揺すって訓練する
長時間同じ姿勢を続けるのを避け、できるだけ体を動かして血行促進を。頭部の血圧を正常に保つため、よく歩いて下半身の筋肉を強化するのも効果的です。また、衰えた平衡器官は鍛えることが可能。下記の運動を習慣づけて改善を
※大の字になるように立ち、体を大きくひねって右手を右足につけ、顔は正面に。起き上がって反対側も同様に、往復1セットで1日数回行う
<注意>
・効果や効能には個人差があります
・妊娠中やその可能性がある場合、持病や痛みがあるときは、事前に医師との相談を
・試してみて痛みや不調があるときは、すぐに中断し医師に相談することをおすすめします