年齢とともに「理想の家」は変わるもの。整理収納アドバイザーのRINさんの場合は、「階段の上り下りがない平屋。おしゃれな家を建てることではなく、家事がラクで過ごしやすい家になること」が最優先でした。
ここでは50代で引っ越し、平屋で夫婦2人暮らしをしているRINさんに、家づくりの際の条件や間取りについて伺いました。

リビングに夫婦
「清潔で居心地よく、夫婦仲よく」がかなった平屋暮らし
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小さな平屋への住み替え。ものを減らしてきれいに暮らしてきて、本当によかった

築10年のマンションを手放し、ひと回り小さい平屋の一軒家に引っ越したのが2年半程前です。
マンションを購入するときにも平屋の家を検討しましたが、価格と希望する立地との折り合いがつかず、結果、駅まで歩いて4分の4LDKのマンションを購入しました。
購入後は、4LDKから2LDKにリフォームして住んでいました。

マンションも住みやすく、共働きの私たちには便利でしたが、夫も私も一度は平屋に住んでみたいという思いがありました。

50代を迎える今なら、まだ住み替えるためのエネルギーもギリギリあるし、頑張れるんじゃないかと思ったのです。

●平屋にした理由は、「階段が面倒だから」

平屋にした理由は、単純ですが「階段の昇り降りが面倒だから」です。
50代の今でも階段は面倒だと感じるのですから、10年後、20年後にはもっと億劫になることでしょう。

もちろん、足腰のためには適度な運動は必要です。
しかし、動けなくなったときを考えると、やっぱり動線が短いフラットな空間が安心でした。

●RINさんが平屋に求める絶対条件とは?

一番苦労したのは土地探しです。
車が2台置けて、駅やスーパー、銀行などが徒歩圏内、そして日当たりがいいところ。
もちろん、価格が予算内であることは絶対条件です。

ちなみに、私が希望した土地の条件はこちらです。

(1) 駐車場2台置ける(退職するまでの15年は必要)
・夫の会社の社用車が置ける(大き目のバン)
・夫婦で共有の車が置ける(小型車)
(2) 商業施設が徒歩10分以内にある
・スーパー
・銀行
・クリニック
・郵便局
・ドラッグストア
(3) 駅まで徒歩10分以内
(4) 日当たりがよい
(5) 前面道路幅が6メートル以上

最初は、新築にこだわらず中古物件も視野に入れて探しましたが、「平屋の小さな中古住宅」を探すのは、土地を探すより難しかったです。
ほとんどが、二階建てばかりでした。

結局、自分たちで小さな平屋を建てることにして、現在の土地を見つけました。

土地

夫と私の職場までそれぞれ15分程度、実家へも少しだけ近くになりました。

かなり田舎ですが、ほぼ希望通りの土地で大満足でした。

しかし、価格が少しオーバーしてしまいました。

そこは、住んでいたマンションが購入時より高く売れたことでなんとか購入でき、ラッキーでした。