●ものを減らしてきれいに暮らしてきて、本当によかった

マンションの売却を依頼したのは、地元の不動産屋です。
売り出し価格を決めるために見に来た営業マンから「今まで扱った物件で3本の指に入るほどきれいだ」とお褒めいただきました。

社交辞令もあるとは思いますが、うれしかったです。

リビング
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既に、私が住んでいるマンションが売りに出たら欲しいと依頼されていたお客様がいたようで、売りに出した途端に内見、契約と、とんとん拍子でした。

内見されたご家族から申し込みの際に「内見させてもらって、とってもハッピーな気分になりました」とお手紙をいただきました。

棚にお花など

物を減らしきれいに使ってきて、本当によかったと思いました。

●「廊下をなるべくつくらない」間取りに

土地の次は建物です。
私たちがハウスメーカーさんにお願いしたのは60平米前後の小さな平屋です。

設計士さんからは、「今より狭くなって、荷物は入りますか?」と心配されましたが、コツコツと物を整理して減らしてきたので、2割以上小さな暮らしになっても十分やっていける自信がありました。

間取り図

そんな平屋づくりで依頼したことは、「廊下をなるべくつくらない」ことでした。

ダイニングを中心に、和室、寝室へすぐに移動できる間取りです。

朝出掛ける準備も家事もすぐに終わり、これが思った以上に快適でした。

キッチンからは寝室が見えるので、毎朝夫を起こすのもラクになりました。

●家にいる時間を「自分のお楽しみ時間」にしたかった

そもそも、今回の建築目的は、おしゃれな家を建てることではなく、家事がラクで過ごしやすい家になることが最優先でした。

おしゃれな家にすることを第一に考えたら、きっと今でも迷っていて建築まで進んでいなかったかもしれません。
だって、選ぶセンスもないし、予算も上をみたらきりがないし…。

家になにを求めるかは人によって違うと思います。
私は、家にいる時間を「自分のお楽しみ時間」にしたいので、おのずとこのような家は自分には合わないと思いました。

・管理が大変な広すぎる家
・掃除に手間がかかる豪華な装飾がある家

シンプルで家事の手間がかからず、清潔で居心地がいい家で、夫婦仲よく、笑顔いっぱいの暮らしがしたいと。
そう考えて家づくりをしてきました。

もちろん、最初から完璧でなくてもいい。
今までのように、自分らしくカスタマイズしていくのも楽しみなんです。

こうして始まった平屋暮らしですが、実際に暮らしてみて「本当に、平屋にしてよかった」としみじみ感じています。

●平屋暮らしのこれから

この平屋の家が終の棲家になるかどうかはわかりません。
この先、70歳くらいまでは問題ないと思いますが、80歳以上になったらどうなっているか?
もしかしたら入院したり、施設に入所したりしているかもしれません。
または、要介護状態になっても住めるように、リフォームして住んでいるかも。

暮らしを整えることに終わりはありません。
不要な物を増やさず、清潔で安全な暮らしができるようにこれからも心掛けたいです。