大の漫画好きとしても知られるTHE ALFEEのリーダー・高見沢俊彦さんが今イチオシの作品を紹介。ここでは、ハガキ職人の兄とアイドルの妹の兄妹コメディ漫画『妹は知っている』を紹介します。
すべての画像を見る(全2枚)ハガキ職人の兄とアイドルの妹の兄妹コメディ
『妹は知っている』雁木万里/著 講談社刊 1~8巻
職場では無表情でつまらない人だと思われているサラリーマンの三木貴一郎。しかしその正体は伝説のハガキ職人だった。アイドルで妹の美貴だけが彼の才能を知っていて…。
妹は知っている(1) (ヤングマガジンコミックス)
三木貴一郎は会社では見事なくらいさえなくて、無口、無表情、飲み会でも存在感はほぼ観葉植物です。
「あの人、なにが楽しくて生きてるんだろう」と心配されても不思議ではないのです。ところが妹は知っている。兄が本当はとんでもなくおもしろい人間だということを。
このコミックのおもしろさはそのギャップにあります。会社では「電池ぎれのサラリーマン」なのに、ひと皮むけば伝説のハガキ職人。そんな才能があるなら会社でも少し使えよって思いますが、人間とは案外そんなものなのかもしれませんね。
会社でおもしろい人が家でもおもしろいとは限らないし、無口なオジサンの頭のなかには爆笑の宇宙が広がっているのかもしれません。
だれも知らない自分を、たったひとりだけ知っている。それが妹という設定がおもしろいなって思いました。人は見かけによらないものです。
兄は会社より家の方が圧倒的に才能を発揮しますから、才能を会社業務の査定に反映できたら昇進は間違いないでしょうね。

