やらねばと思いつつ、先延ばしにしがちな実家の片付け。帰省などをきっかけに早めに取り組むことが、お互いの安心につながります。今回はESSEライターIの、実家片付けの実体験を紹介します。苦労した点や両親との間に起きたトラブル、また実家を片付けたことで感じたメリットも聞きました。
すべての画像を見る(全5枚)母親の事故で暮らしが一変。急遽始まった実家の片付け
実家の両親の生活が激変したのは昨年1月。77歳の母が交通事故に遭って自宅復帰が困難になり、介護施設に移ることになったのです。
過去の脳梗塞の後遺症のある83歳の父も、高齢者向け住宅に移ることに。そこで急遽実家を片付け、売却することにしました。
●長年暮らした実家には、ものがぎっしり
まずは両親が施設で使うものを運び出して引っ越し、残ったものを私と夫で片付けることに。最後は業者に頼むことを前提に、できるところまで自分たちでやろうと考えました。
大量のCDと専門書は、専門業者に買い取りに来てもらったり、その分野に詳しい人に一部引き取ってもらったりしました。
あとはひたすら、ゴミをゴミ袋に入れる、必要なものは持ち帰る、売れそうなものはリサイクルショップに持ち込むという作業の繰り返し。
ゴミは持ち帰って捨てなければならず、リサイクルショップは引き取ってもらえるだけでありがたかったです。
趣味のものは値段がつきやすく、日用品は難しい。大きな家具や6年以上たった家電はダメでした。
●実家の片付けで家族関係にも変化が
作業は6月に始めて月3、4回通い、9月末に終了。
その間に、父から「あれ取ってきて」「捨てちゃったの?」など細かいことを言われてイラッとしたり、遠い昔の片づけをめぐる親子ゲンカを思い出し、腹が立ったり。事故以来記憶の波がある母からも、突然「あのバッグは?」と聞かれたり。
年明けには、両親も新生活に慣れ、もののことを言わなくなりました。
片付けをきっかけに家族で顔を合わせる機会が増え、安心できる環境を整えられたことはよかったと感じています。



