「男脳」「女脳」よりも大切なこと
最近の研究では、「男脳」「女脳」とはっきり分けるのではなく、多くの人の脳は「モザ
イク」のように、さまざまな特徴が入り交じっていることもわかってきました。だから、性別だけで判断するのではなく、「その人自身の特性」に目を向けることがとても大切なのです。
そして、脳は年齢に関係なく変わっていくものです。好きなことに夢中になったり、新
しい経験を重ねたりすることで、脳の中のネットワークはどんどんつながりを変えてい
きます。だから、「男性だから苦手」「女性だからこうあるべき」といった決めつけではなく、「やってみたい」「できるようになりたい」という気持ちを大事にしてください。
友達と過ごすなかで「ちょっと考え方が違うな」と思うときも、それは相手の脳の感
じ方や育ってきた環境が違うからかもしれません。でも、それは悪いことではありません。違いがあるからこそ学び合えるし、新しい考え方に出合えるチャンスにつながるのです。
結局のところ、「男脳」「女脳」というよりも、「その人の脳」として理解することが大
切です。脳の仕組みを知ることは、自分をよく知り、友だちとの違いを受け入れ、理解するヒントにもなります。だからこそ、「違うからおもしろい」「自分らしさを大切にしたい」という気持ちを忘れずに、自分の脳と仲良くつき合っていきましょう!
『自分をつくる脳のしくみ』では、今回ご紹介した話題のほかにも、脳にまつわるギモンを、最新の脳科学をもとに解き明かします。専門知識がなくても気軽に読めて、脳の仕組みと上手なつき合い方が身につく一冊です。
