毎日の洗濯を効率よくやりたい、と考えて「ランドリールーム」を新居に設置する人が増えている昨今。しかし、実際に住み始めてみると「思っていたのと違った」と感じるケースもあるようです。昨年12月に注文住宅を建てた日刊住まいライターも、そのひとり。今回、ライターが住んで気づいたランドリールームの“想定外の落とし穴”と、その対策について語ります。

洗濯物を干したランドリースペース
5人家族の洗濯をラクにするためにこだわった新居の「ランドリールーム」
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「理想のランドリールーム」をつくったはずだった

室内干し用のハンガーパイプと棚を設置したランドリールーム

筆者は、夫婦と4歳、2歳の双子の5人家族です。2025年12月から、地元の工務店で建てた2階建ての注文住宅に住んでいます。

家づくりのなかでも、こだわったのが脱衣・ランドリー回りです。子どもが3人いると、洗濯は毎日のこと。しかも、食べこぼしや泥汚れ、タオル類など、とにかく洗うものが多く、少しでも家事がラクになるように整えたいと思っていました。

そこで新居では、洗う・干す・しまうという一連の流れをなるべく短くするため、脱衣室をランドリースペースとして使えるように計画。室内干しにも対応でき、天気を気にせず洗濯できる環境を目指すことに。

ところが実際に住んでみると、想定していなかった不便さに気づくことに…。思い描いていた“家事ラク空間”とは少し違っていたのです。

デメリット1:洗濯物が乾きにくい

ランドリールームで室内干しした衣類

いちばん困ったのは、洗濯物の乾きにくさでした。

新居ではランドリースペースでの室内干しを前提にしていましたが、浴室乾燥機は使わなくても、換気扇だけで十分乾くだろうと考えていました。

ですが、住み始めてみると、これが大きな誤算に。洗濯物を朝干しても、夕方になってもなんとなく湿っている日が多く、厚手の服やタオルは翌日までもち越すことも。子どもたちの着替えやタオルの枚数も多いため、乾かない洗濯物がたまっていくことが毎日のストレスになってしまいました。

とくに冬場は、乾きにくさがさらに深刻。「ランドリールームがあれば家事がラクになる」と思っていたのに、実際は洗濯のたびに乾き具合が気になるように…。

洗って干せるだけでは不十分で、「しっかり乾くかどうか」まで考えておく必要があったのだと痛感しました。

●「神アイテム」の導入で悩みが解消

ランドリールームに導入したガス衣類乾燥機

ただ、わが家では設計段階でガス栓をつけていたことが救いでした。

じつは家づくりの際、元ガス屋の親戚から「ガス乾燥機は絶対にあった方がいい!」と強くすすめられていたのです。

予算の都合もあり、ガス乾燥機の本体まで一気に導入するのはハードルが高く感じていましたが、「もしものときのために、せめてガス栓だけでも…」と設置を決めた経緯がありました。

結果として、この判断が運命を分けました。ガス衣類乾燥機を導入することで、それまでの悩みが一気に解消されたのです。

乾燥機を使うようになってからは、洗濯物が乾かない不安がほぼなくなりました。タオルも衣類も短時間でしっかり乾き、洗濯の段取りがぐんとラクに。

ランドリースペースそのものをつくることだけでなく、乾燥方法まで含めて考えることが大事だったのだと感じています。