料理家・管理栄養士として活躍する長谷川あかりさん。少ない材料でつくれて、意外性のあるレシピがSNSで支持を集めています。長谷川さんの料理に共通するのは、「だれかのため」ではなく、「私が食べたい」という気持ちも大切にしていること。今回は忙しい日々でも無理なく続けられる、料理やレシピの工夫について聞きました。

長谷川あかりさんに、リアルな料理の悩みに答えていただきました
長谷川あかりさんに、リアルな料理の悩みに答えていただきました
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「私が食べたい」と思える、自分のための塩味ベースの料理

大根とスペアリブの塩煮
大根とスペアリブの塩煮

家族の好みに引っ張られがちな日々の食事のなかで、長谷川さんのレシピは「自分のために料理をしてもいい」と思わせてくれる力があります。

「私の料理のモチベーションは、“自分の食欲”がベースです。『この料理だったらつくりたい』とか『味が気になる』とか。そんな気持ちが出発点なんです」

多くの人に好まれる味を目指すと、どうしても白ご飯に合う甘辛味に寄りがち。一方、長谷川さんが提案するのは、料理単体で食べたときに、素材の輪郭が立ち、心と体が落ち着く“塩味ベース”の料理です。

「おそばやお刺身も、いつもはつゆやしょうゆで食べるけれど、たまに塩で食べたくなる。そんな感覚に近いかもしれません」