防災対策と聞くと、「大変そう…」と身構えてしまうかもしれません。でも、「できるだけお金をかけず、手軽に身近なもので『地震に強い家』はつくれる」と、国際災害レスキューナースの辻直美さんは語ります。今回、大きな地震が起きても被害を最小限に抑えるために、安心して住める家づくりの「基本の5か条」を辻さんに教えてもらいました。
※ この記事は『最強版プチプラ防災』に掲載された内容を抜粋・再編集しています
すべての画像を見る(全6枚)1:ものが飛ばないように対策する
自身も被災経験があり、最新刊『最強版プチプラ防災』が発売中の防災の専門家の辻さんによると、津波被害が甚大だった東日本大震災は別として、地震で亡くなる方の死亡原因として多いのが圧死。
家屋の倒壊によるものもありますが、意外と多いのが、家の中にある家具やものの下敷きになっての被害です。菜箸やカッターなどの小物によって命が奪われることも。
ものが落ちにくい、飛びにくい、倒れにくい収納をしていきましょう。
2:家具の重心を低くする
家具の重心が高くなると、転倒のリスクが格段に上がります。「重いものは下に、軽いものは上に」は収納の基本と心得て。
たとえば、タンスの引き出しの下段に重いものを収納すると転倒をある程度、防ぐことができますし、タンスの移動の防止にもつながります。
3:どこか1か所「安全地帯」をつくる
家の中の一部屋だけ、あるいは部屋の一角だけ、なにも落ちてこない、ものが倒れても当たらない空間=「安全地帯」をつくっておきましょう。
地震が起きたらそこに逃げると決めておくのです。その部屋/スペースだけ床になにもない状態なら、普段、ほかの部屋が散らかっていても問題ありません。限定したエリアだけでいいのできれいな状態をキープして。
その安全地帯に食料と水を置いておけば、発災後、キッチンが壊滅状態でも1~2日はなんとかしのげるでしょう。


