家族構成別!防災グッズへの備え方

防災ボトルの中身
防災ボトル。水濡れに強い。クルマに置いておくと渋滞対策にも
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また、家庭の状況によって、備えるべきポイントは変わります。子どもがいる家庭、高齢者がいる家庭、留守がちな共働き家庭、それぞれの注意点も教えてもらいました。

●子どもや高齢者がいる場合

「子どもがいる家庭では、食べ慣れたお菓子と大好きなオモチャを。高齢者がいる場合は、やわらかい食べ物と、夏の暑さ・冬の寒さへの備えを本人に確認しながら用意しましょう」

高齢者は体温調節機能が低下しているため、夏は熱中症、冬は低体温症のリスクが高まります。子どもがいる家庭も同様に、水は多めに用意しておくと安心です。

そして、子どもや高齢者に対しては「もの」以上に大切な備えがあると辻さん。それは、細やかに「気にかける」ことだそうです。

「『大丈夫?』と声をかける人は多いのですが、そう聞かれると『大丈夫』と答えてしまうもの。もう一歩踏み込んで『本当に?』と声をかけ、そっと手に触れてみてください。すると、凍えるほど冷たい手をしているかもしれません。子どもや高齢者には、物資だけでなく、気持ちを寄せる“心のスキル”を備えてほしいんです」

●共働き家庭の場合

共働き世帯で意識したいのは、外出先や職場で被災する可能性です。

「理想は会社にも防災リュックを置くことですが、難しければ防災ボトルや水、お菓子、携帯トイレをデスクに入れておくだけでも違います」

子どもがいる場合は、だれが迎えに行くのかを事前に決めておくことが不可欠です。

「多くの場合、母親が迎えに行くことになりがちですが、行けないケースもちゃんと想定しておきましょう。父親が迎えに行くなら、普段から保育園や学校の先生と顔見知りになっておくこと。子どもの友達の顔と名前を知っておくことも大切です」

また、子どもだけで留守番中に被災する可能性もあります。

「備蓄品の使い方を、普段から子どもに伝えておきましょう。災害が起きたらどうするかを家族で話し合っておくこと。月1回でも自宅で“防災キャンプ”を行い、備蓄品の使い方を共有しておくといいでしょう。防災はものの備えだけではないのです」

今回、防災の心構えについて解説しましたが、辻さんの最新刊『最強版プチプラ防災』(扶桑社刊・3月6日発売)では、お金を極力かけずに命を守る最新防災情報についてくわしく紹介しています。

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