効率よく暖房を使うカギは「サーキュレーター」にあり
断熱による工夫でも暖房効率は上がりますが、さらに快適さを追求するなら「サーキュレーター」の活用がポイントです。
「暖かい空気は上にたまりやすく、冷たい空気は下に降りてきます。そのため、エアコンを使う場合はサーキュレーターを同時に使うのも手です。サーキュレーターで風をかき混ぜると過ごしやすい体感温度になりますよ」
エアコンとサーキュレーターを同時に使うと、電気代もその分上がるのでは…? と思いきや、かかる電気代の目安を計算してみると、そこまで大きな数字ではないのだとか。
「電気代は、消費電力(W) ÷ 1000 ×使用時間×電気料金の目安単価(31円/KWh ※4)で計算できます」
サーキュレーターの消費電力は一般的に15~50 Wなので、1時間程度つけると約0.5円~1.6円がかかり、仮に50Wで1日8時間、30日間つけっぱなしにしたら370円程度かかります。
「この金額を安いと取るかは人それぞれだと思いますが、ドライヤーの消費電力が一般的に600Wから1500W程度とされているので、それに比べればサーキュレーターの消費電力はずいぶん少ないですよね」
電気代節約のコツについて尋ねると、中村さんはズバリ上手に「ムダを省くこと」が大切だと言います。
「電気代節約のためとつい“我慢”をしてしまうこともあるかもしれません。ですが、省エネ=節電ではない。省エネはあくまでも、“ムダ”なエネルギーを使うのをやめることです。一方、節電には我慢が伴うこともあります。まずは、設定温度や、家の断熱性など簡単にできることから試してみてください。あとは、暖房器具は、適材適所で使い分けることでムダをおさえることができますよ」
※1 経済産業省 資源エネルギー庁「省エネポータルサイト エアコン」
※2 外気温度6℃のとき、エアコン(2.2kW)の暖房設定温度を21℃から1℃下げた場合(使用時間:9時間/日)
※3 外気温度31℃のとき、エアコン(2.2kW)の冷房設定温度を27℃から1℃上げた場合(使用時間:9時間/日)
※4 公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会による