華やかな見た目で新年の食卓を彩るおせち。一見手が込んでいるように見えますが、1つひとつの料理はいつものご飯のおかずをつくる感覚で簡単につくれるんです。今回は、料理家の飛田和緒さんにお正月らしさ満点の「八幡巻き」のレシピを教えていただきました。ぜひおせちの一品に取り入れてみてくださいね。
手が込んでいるように見えて、じつは簡単!
市松模様のおめでたい一品。来客時にも重宝します。煮汁ごと保存して、食べるときに切るのでしっとり。
●八幡巻き
【材料(8本分)】
- ゴボウ(中太のもの) 10cm×4本
- ニンジン 1本
- 牛肩ロースすき焼き用肉 8枚(400g)
- A[だし汁2カップ 酒、みりん各大さじ2 薄口しょうゆ大さじ1 塩小さじ1/3]
- 酒 大さじ3
- みりん、しょうゆ 各大さじ2
- サラダ油 少し
【つくり方】
(1) ゴボウは皮ごと洗い、縦十字に4等分し、水に5分ほど浸す。ニンジンも同様に切る。
(2) 鍋にAを合わせて煮立たせ、水気をきった(1)のゴボウを入れて7、8分煮る。ニンジンも加え、串が通る程度まで煮て冷ます。
(3) 肉を1枚ずつ広げ、端に(2)のゴボウとニンジンを2本ずつ市松模様に置いて巻く。肉の端は包むように入れ込みながら巻く。
(4) 油をなじませたフライパンに(3)の巻き終わりを下にして並べ、中火にかける。転がしながら全体に焼き色をつける。油がたりなければ途中で少したす。
(5) 火を止めてペーパータオルで肉の脂を吸い、酒とみりんを入れて再び火にかける。アルコールが飛んだら、弱めの中火にしてしょうゆを合わせ、全体によくからめる。
(6) 煮汁が残った状態で火を止め、粗熱がとれたら保存容器に入れる。食べるときに切って盛りつける。
[1本分246kcal]【ポイント】
肉が小さく幅や長さがたりない場合には、重ねたりたしたりして、工夫して巻くとよい。
※ おかずをつくりおきする際は、清潔な保存容器に入れて保存してください。保存状態によっては傷みやすくなることもあるので、保存期間内であっても早めに食べるようにしましょう
※ 計量単位は1カップ=200ml、大さじ1=15ml、小さじ1=5ml、1合=180mlです

