おせちづくりと聞くと、年末年始の大仕事のひとつというイメージがある方も多いのではないでしょうか? しかし、料理家・飛田和緒さん直伝のおせちなら、無理せずつくれてきちんと見え。今年は肩肘を張らずに、ゆったりとおせちづくりを楽しみませんか。今回は、フライパンで調理できる「伊達巻き」のレシピを紹介します。

お重に盛りつけられたおせち調理
今年のおせちは無理しすぎない。簡単にできる伊達巻きのレシピをチェック
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前日の仕込みでもOK。親子でおせちづくりを楽しむ

お重におせちを詰める飛田和緒さん

毎年、実家のおせちを楽しみにしていた飛田さん。コロナ禍に自分でつくるようになり、おせちづくりにはまったそうです。

「最近は娘が伊達巻きの担当になりました。そんな時間を楽しめるのも、年末ならではですね」

今回ご紹介したおせちは、前日に仕込めば間に合うものばかりです。気軽に挑戦してみてください。

いつものフライパンで簡単。ふんわり食感がうれしい自家製です

器に盛りつけられた伊達巻き

卵焼き器がなくてもOK。攪拌(かくはん)したての卵液で焼くのがポイント。ふわふわに焼き上がります。

●フライパンでできる伊達巻き

【材料(1本分・直径22cm・底面16cmのフッ素樹脂加工のフライパン使用)】

  • 卵 3個
  • はんぺん 80g
  • A[上白糖大さじ3 みりん小さじ2 塩ひとつまみ だし汁大さじ2と1/2]
  • サラダ油 小さじ1/2

【つくり方】

(1) フードプロセッサーまたはミキサーにはんぺんとAを入れて攪拌(かくはん)し、卵を加えてなめらかに泡立つまでさらに攪拌する。

(2) フライパンに油を入れて熱し、熱くなってきたら火からおろして(1)をすべて流し込む。再び火にかけて弱火で2~3分焼く。底に焼き色がついたら返し、両面に焼き色をつける。

(3) (2)を鬼巻きす(または普通の巻きす)にのせ、幅2cm間隔で切り目を入れる。巻きすの両端を持ち、生地の端の一方を内側に入れ込むように巻き、輪ゴムでとめる。

(4) バットに(3)を立てて30分ほどおき、形を整える。2cm厚さに切り分け、「の」の字の向きにそろえて盛りつける。

[全量440kcal]

【ポイント】

フライパンに入った生地をフライ返しで裏返す

表面に焼き色がついても、卵液がやわらかい場合は、フタをして蒸し焼きにし、表面が固まってから返すとよい。