「年末はとくに忙しいので、キッチンに立つ時間を減らして余裕をつくります」。そう話すのは、元祖節約主婦として知られる若松美穂さん(50代)。毎日の食事をラクにする工夫や、つくりおきしているメニューなど、気ぜわしい年末年始を乗りきる「家事ラクアイデア」を詳しくお聞きしました。
すべての画像を見る(全5枚)12月は家事を減らして、心と体の余裕をキープ
12月って、どうしてこんなに気ぜわしいのでしょう。あっという間に1日が過ぎていきます。そんな忙しい時季はできるだけ自分を労わり、やることを減らして心と体の余裕をもちたいものです。
個人的に、睡眠時間だけはキープしたいと思っています。とはいえ、1日=24時間は変わらないので、睡眠以外のなにかを減らさないと余裕も生まれません。そこで、私はキッチンにいる時間を減らしました。子どもたちが巣立ち、家族のために本格的な食事をつくる必要がなくなったので、最近は料理がよりラクになるよういくつか工夫しています。
同じものを食べることをいとわない
忙しかったり疲れたりすると、食べることすら面倒になる日があります。とはいえ、食べないとエネルギーが湧(わ)いてこないという悪循環に。そこで、ひとつのおかずやご飯を多めにつくり、同じメニューを何度も食べることもいとわないことにしています。好きなものでしたら、満足感は何度も得られます。
私がよくつくるのは炊き込みご飯。旬の栗がたっぷり入ったご飯はデザート感覚にもなりますし、具材をたくさん入れれば食事バランスを考えすぎなくてもすみます。
炊きあがったら1食ずつ分けて冷凍。その日に食べるものは、初めからラップにくるんでおにぎりにしておけば、食器が汚れることもありません。おなかがすいたときに何度もパクっとつまんでいます。
サンドイッチは切り込みを増やして具材たっぷりに
サンドイッチの具材も一度で2日分用意して、朝と昼は同じ具のものを食べています。
わが家では、食パンでなくロールパンを愛用。いろいろ挟むことができるように、2か所に切り込みを入れてつくります。自分でつくれば、野菜や肉、卵なども手軽にとり入れられるので、菓子パンだけですませるよりは健康的かと考えています。
※ 気温や保存状態により、鮮度が変わる場合もあります。具材は必ず冷蔵保存を行い、食材の状態をご確認のうえ、早めにお召し上がりください


