注文住宅の計画を進めるときは、間取りや設備、建具など決めなければならないことがたくさん。しかしせっかくの機会を活かして、より快適な住空間になるようにこだわりたいものです。約2年前に注文住宅を建てたESSEライター佐藤望美さんは、打ち合わせ時に「コンセントにはかなりこだわった」と話します。内容を具体的に教えていただきました。

注文住宅を建てる際にコンセントにこだわった理由を伺いました
注文住宅を建てる際にコンセントにこだわった理由を伺いました
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どこでどの家電を使うかシミュレーション

間取り図

筆者は夫、小学生の子ども2人の4人暮らし。約2年前にこだわりの注文住宅を建てました。延床面積は86.94平米(約26坪)で、リビングダイニングと水回りは1階に集約したコンパクトな一軒家です。

注文住宅を建てるにあたり、2階には2部屋と納戸のように使える小部屋を設けました。間取りを決めるまでに相当悩みましたが、それと同じくらいこだわったのはコンセントです。

間取りがだいたい固まれば、どこでどんな家電を使うかもおおよそわかってきます。自分や家族がどのように動くかを想定し、「あると便利」な場所にコンセントを設置しました。

スマホ充電コーナーをあらかじめ決める

スマホ置き場

真っ先にやったのは、スマホなど電子機器の充電コーナーを決めてしまうこと。一定時間置いたままで充電することになるので、ほかの“もの”と同じように定位置をつくることにしたのです。

新居では、キッチン背面の棚の右端に決定。ダイニングテーブルからまっすぐアクセスでき、なおかつリビングからは死角になるのでゴチャゴチャして見えにくいのがよいところ。

コンセント

スマホだけでなく、タブレットや子どもの通信教育で使う電子教材もここで立てて充電しています。